フランスのアパレルメーカーであるラコステがメインスポンサーとなり、4日から8日にかけてアジアの男女ジュニア選手を対象にした大会レ・プティ・タズ(インドネシア/バリ、ハード)が充実したスポーツ施設で有名なクラブメッド・バリで開催され、日本勢では小池愛菜選手が女子シングルスの部門で優勝を果たした。
この大会は昨年創設された新しいもので、14歳以下の男子と女子のシングルスのみで争われる。また、各ベスト4進出者は2020年1月にフランス南部の街タルブで行われる本戦レ・ペティ・アスのル・モンディアル・ラコステへの出場権が与えられる。
男子24名、女子24名が参加。各3~4名でグループリーグを戦い勝敗、獲得ゲーム数などの上位8選手が決勝トーナメントに進出する。試合方式は3セットマッチ。
出場選手は大会運営側がアジア各国の大会で好成績をおさめている選手を選定。日本・韓国・中国・ベトナム・タイ・インド・インドネシア・シンガポール・イラン・レバノン・オーストラリア・カザフスタン・ラオスなど総勢48名のジュニア選手がクラブメッド・バリに宿泊し、リゾート敷地内のテニスコートで5日間かけて優勝者を決める。
13歳の小池選手は現在アメリカを拠点に活動しており、海外の大会を中心に活躍。
グループリーグで3連勝し、決勝トーナメント進出した小池選手は準決勝でチュ・リヤ(台湾)選手を6-3, 2-6, 7-5の2時間を超える激闘を制し決勝へ。決勝では全勝対決となったアラワット・シュルティ(インド)選手を6-4, 6-2のストレートで破り、優勝した。
試合後にインタビューに答えた小池選手は「決勝は勝ててうれしかったです。相手の選手は見てて凄いうまいと思ったので、最初は緊張してました。だけど、試合が始まったら楽しくなって、相手を疲れさせ、ぐったりさせることができました。思ったより(シュルティ選手の)ボールにスピンがかかっていて私にとってはすごいやりやすく、狙ったコースにも打てたので良かったです」と振り返った。
来年1月に行われる本戦については「アメリカに住んでいて海外の大会には慣れていますが、フランスもまた大きな大会だと思うので、緊張しています」と語った。
また、参考にしている選手は
R・フェデラー(スイス)と
N・ジョコビッチ(セルビア)とあげ「色々な選手の良いところを取り入れています。例えばフェデラーだったらサービスとフォア。ジョコビッチだったらバックを参考にしています」と話した。
最後に、初めて訪れたバリの雰囲気について「ここに来る前、1カ月くらい日本で練習していたので、着いた日とかはすぐ水を飲まないと厳しい環境でした。宿泊したクラブメッドに関しては、フルーツや野菜がたくさんあって、ちゃんとバランスが取れた食事を食べることができるのでとても良かったです」と述べた。
小池選手は来年以降も海外を中心に活動するが、日本の大会にも出場する予定だという。
クラブメッド:世界70ヶ所でリゾートを運営。バリ、プーケットなどアジア地域のほか、日本には北海道、石垣島で展開している。スポーツ施設、レッスン、キッズプログラム、レストラン、バーなどの利用がすべて旅行代金に含まれている“オールインクルーシブ”スタイルで家族に人気だ。
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