ズベレフ撃破「運も必要」

男子テニスのW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）は１５日、シングルス２回戦が行われ、世界ランク５５位のＲ・ハーセ（オランダ）が第３シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）を5-7, 6-4, 7-5の逆転で破り、ベスト１６進出を果たした。

＞＞W&Sオープン対戦表＜＜

この日、ハーセは第１セットを落とすも、ズベレフの横を抜くパッシングショットを決めるなどで勢いに乗り、２時間２５分で勝利。ズベレフとの対戦成績は３勝２敗と勝ち越した。

男子テニス協会のATPには「肉体的にも精神的にもテニス的にもいい状態だった。トップ選手との対戦は、ちょっとした運も必要。今のテニス界はトップ１０やトップ２０、もしかしたらトップ５０の選手と対戦した時も、ちょっとした運が必要」とハーセのコメントが掲載されている。

「それでもいいプレーもできた。今日はリターンが本当によかった。彼（ズベレフ）は２２０キロくらいのファーストサービスを打ってきたけど、それを打ち返した。ある瞬間からリズムに乗れて、それを維持できた。もちろん、ファイナルセットはどちらに転んでもおかしくなかった。彼は何度もブレークポイントを握っていた。それでも自分は戦い続けた。やらなければいけないことをやって、最後にそれが功を奏した」

３回戦では、第１３シードのＰ・カレノ=ブスタ（スペイン）と対戦する。カレノ=ブスタは２回戦で予選勝者のＢ・クラーンをストレートで下しての勝ち上がり。

３１歳のハーセはこれまでツアー２大会で優勝しており、前週のロジャーズ・カップ（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）では錦織圭らを破って８強入りしていた。

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