マレー死闘制す復帰戦は白星

男子テニスのシティ・オープン（アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500）は３０日、シングルス１回戦が行われ、元世界ランク１位のＡ・マレー（イギリス）が世界ランク８０位のＭ・マクドナルド（アメリカ）を3-6, 6-4, 7-5の逆転で破り、復帰戦を白星で飾った。

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この日は雨による悪天候の影響で試合開始が遅れた。序盤でブレークに成功したマレーはリードを奪うも、今年のウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）で１６強入りした２３歳のマクドナルドの強打に対応できず、第１セットを落とす。

第２セットもダブルフォルトなどのミスを連発するとマクドナルドに主導権を握られたが、深いボールを打つなど修正したマレーがセットカウント１－１に追いつく。

ファイナルセットは第１ゲームでブレークに成功すると、その後も粘り強いプレーでポイントを獲得。第１０ゲームではサービング・フォー・ザ・マッチを迎えマッチポイントを握るも土壇場でマクドナルドにブレークバックを許す。

その後、再び息を吹き返したマレーが第１１・第１２ゲームを連取。２時間半を超える死闘を制した。

四大大会３勝を誇る元王者のマレーがハードコートの公式戦に臨むのは、２０１７年３月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）以来だった。

２回戦では、第４シードのＫ・エドモンド（イギリス）と対戦する。エドモンドには今年６月のネイチャー・バレー国際（イギリス/イーストボーン、芝、ATP250）２回戦で敗れている。

今年１月に臀部の手術を受け６月に復帰したマレーは、ウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）を欠場。現在の世界ランキングは８３２位まで後退している。

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