テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は2日目の16日、男子シングルス1回戦が行われ、約6カ月ぶりの公式戦で白星を飾った第14シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は試合後の会見で、2019年の全豪オープンのボイコットを否定した。
>>全豪OP 男子対戦表<<>>杉田vsカルロビッチ 1ポイント速報<<>>西岡vsセッピ 1ポイント速報<<この日、元世界ランク1位で全豪オープンを6度制しているジョコビッチは、世界ランク63位の
D・ヤング(アメリカ)に6-1, 6-2, 6-4のストレート勝ち。「また戦えることが最高だよ」と右肘のけがを乗り越えての勝利をかみしめた。
会見で復帰戦の感想や改良したサービスに関して聞かれていたジョコビッチだったが、ある記者が「あなたは復帰して間違いなく喜んでいる。全豪オープンを6度優勝していて、あなたはこの大会が大好きだ。本当にこの大会に関する心配事が解決しない場合、来年はボイコットするつもりでいるのですか?その心配事が何か教えてくれますか?」という質問から雰囲気が一変。
ジョコビッチは「ノーボイコット」と返答。
記者がその問題が何か問いただすと、ジョコビッチは「あなたたちの中に話を誇張して書いた人が何人かいる。物事を脈絡なく捉えている。僕のことを、とても強欲で、お金をもっとせがんでいて、ボイコットを望む選手かのように表現している」と反論した。
続けて「あなたたちの記事を書く自由や判断は尊重する。けど、ほとんど真実ではない。何が起きたかというと、僕ら選手は、集まってある議題に関して話し合いたかっただけだ。その話題に関して何もやましいことはないと思う。年に2・3回だけ何百人の選手たちが集まる。(全豪オープンは)僕らが集う1つの機会だ」と付け足した。
選手組合について聞かれたジョコビッチは「あなたたち(記者陣)は、この会合をかなり勘違いしている。あなたたちは、選手が金銭的補償を受け取るために、選手組合を作ったり、ボイコットをしたり、極端な決定をすると話している。でも、そのような話はなかった。もう1度言うが、今回の話題はこれだけ大きなグループで話す機会が今までなかった話だ。それだけだ」とコメント。
会合での話題に関して、他の選手たちの賛成や反対を聞かれたジョコビッチは「どう思う?自分にとどめておくよ」と最後まで会合での話題を明かすことはなかった。
最後に、弁護士が同席していた理由を聞かれたジョコビッチは「どこからそんな情報を得たんだ?弁護士はいなかった」と記者の質問を否定し、会見は終了した。
初戦を突破したジョコビッチは、2回戦で元世界ランク6位の
G・モンフィス(フランス)と対戦する。
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