男子テニスのASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)は8日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク41位の
杉田祐一は同48位の
K・カチャノフ(ロシア)に1-6, 6-3, 4-6のフルセットで敗れ、初戦で姿を消した。
この試合、序盤からカチャノフの強力なストロークに押された杉田は第4・6ゲームでブレークを許し、第1セットを落とす。
続く第2セット、徐々に立て直した杉田は第3ゲームでこの日初のブレークに成功すると、安定したストロークでリードを守り、セットカウント1-1に。
迎えたファイナルセットは互いに譲らぬラリー戦となったが、杉田は第10ゲームでブレークを許してしまい、フルセットで敗れた。
杉田は前週に行われたエキシビション 国別対抗戦ホップマンカップ(オーストラリア/パース、ハード)に続き、カチャノフに2連敗となった。
29歳の杉田は2017年、7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で日本男子史上3人目となるツアー優勝の快挙を達成し、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では四大大会初勝利を記録。
さらに、9月の楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)では8強入りを果たし、大会後には
錦織圭に次ぐ日本男子史上2人目の30位台へ浮上するなど、飛躍の1年を送った。
一方、勝利したカチャノフは2回戦で、第6シードの
P・クエバス(ウルグアイ)と世界ランク56位の
G・ペラ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
今大会、第1シードは2年連覇を狙う
J・ソック(アメリカ)、第2シードは
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第3シードは
S・クエリー(アメリカ)、第4シードは
J・イズナー(アメリカ)。上位4シードは1回戦免除のため、2回戦からの登場となる。
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