男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は14日日、グループ・ボリス ベッカーのシングルス予選ラウンドロビンが行われ、第8シードの
J・ソック(アメリカ)が第5シードの
M・チリッチ(クロアチア)を5-7, 6-2, 7-6 (7-4)の逆転で下し、大会初勝利をあげた。
>>ATP最終戦 組み合わせ表<<>>フェデラーvsズベレフ 1ポイント速報<<第1セット、第1ゲームで先にブレークに成功したソックだったが、第2ゲームですぐにブレークバックを許してしまう。その後は互いにサービスキープが続くも、チリッチにバックハンドウイナーを決められるなどで、第12ゲームで再びブレークされてこのセットを落とす。
続く第2セットは2度のブレークに成功したソックが奪いセットカウント1-1としたが、ファイナルセットでは第2ゲームで先にブレークを許す展開に。しかし、ミスが増えたチリッチの隙をついて第5ゲームでブレークバックに成功すると、最後はタイブレークをものにして勝利を手にした。
世界ランク9位のソックはロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)でマスターズ初のタイトルを獲得し、今大会の出場権を獲得。アメリカ勢では2011年の
M・フィッシュ(アメリカ)以来6年ぶりのATPファイナルズ出場を果たした。
予選ラウンドロビン1試合目では、第2シードの
R・フェデラー(スイス)に4-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れていた。
一方、敗れたチリッチはATPファイナルズに2年連続3度目の出場で、2014・2016年は予選ラウンドロビンで敗退。第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)戦に続いて今回で2連敗となった。
同日にはフェデラーとズベレフのシングルス予選ラウンドロビンが行われる。
今大会のシングルスはグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
【グループ・ピート サンプラス】
(1)
R・ナダル(スペイン) 0勝1敗
(4)
D・ティーム(オーストリア) 0勝1敗
(6)
G・ディミトロフ(ブルガリア) 1勝0敗
(7)
D・ゴファン(ベルギー) 1勝0敗
P・カレノ=ブスタ(スペイン)【グループ・ボリス ベッカー】
(2)R・フェデラー 1勝0敗
(3)A・ズベレフ 1勝0敗
(5)M・チリッチ 0勝2敗
(8)J・ソック 1勝1敗
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