男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は5日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
錦織圭は第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、2年ぶり2度目の決勝進出とはならなかった。
>>錦織らロジャーズ杯 対戦表<<>>錦織 ロジャーズ初戦1ポイント速報<<両者初対戦となったこの日、ズベレフの素早い攻めに押されて第1セットの第2ゲームでいきなりブレークを許す厳しい展開となった錦織は、徐々にギアを上げるも強烈なサーブを持つズベレフのサービスゲームを破ることが出来ず、このセットを落とす。
続く第2セットでも流れを変えることが出来なかった錦織は、第3ゲームでブレークを許すと、その後もペースを掴めずに敗れた。
今大会、錦織は初戦の2回戦で
D・ヤング(アメリカ)に苦戦を強いられるもフルセットで勝利、続く3回戦で第13シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)をストレートで下し、準々決勝では
T・ポール(アメリカ)に3本のマッチポイントを握られるも大逆転で破って準決勝へ駒を進めていた。
今年、錦織は1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)と2月のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)で決勝へ進出も準優勝。今大会で今シーズン初のタイトル獲得、シティ・オープンでは2015年以来2年ぶり2度目の優勝を狙っていたが、あと一歩及ばなかった。
今後は、7日から開幕するロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)に第5シードで出場予定。初戦の2回戦で世界ランク22位の
G・モンフィス(フランス)と同34位の
S・ジョンソン(アメリカ)の勝者と対戦する。
一方、勝利したズベレフは、先月に元世界ランク1位の
J・C・フェレーロ(スペイン)をコーチとして迎え入れ、新チームで今大会へ挑んでいる。
決勝では、第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。アンダーソンは、同日の準決勝で第8シードの
J・ソック(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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