男子テニスのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は23日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)が第15シードのA・ラモス=ヴィノラスに6-1, 6-3のストレートで勝利し、2年連続10度目の優勝を飾った。今回の勝利でクレー大会50度目のタイトル獲得となり、49勝のG・ヴィラス(アルゼンチン)を抜いて史上最多となった。また、マスターズの同一大会で10度の優勝は史上初。
この試合の第1セット、序盤からナダルは強力なフォアハンドを軸にポイントを先行し、第4・6ゲームでブレークに成功してこのセットを先取。
続く第2セットも勢いの衰えないナダルは、第5ゲームでブレークに成功。その後もリードを守りきって1時間16分で勝利した。
今大会、ナダルは初戦の2回戦で
K・エドモンド(英国)にフルセットで勝利し、3回戦では第14シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝では
D・シュワルツマン(アルゼンチン)をそれぞれストレートで下してベスト4に進出。
D・ゴファン(ベルギー)との準決勝では、主審のミスジャッジで物議を醸す場面が見られたが、6-3, 6-1のストレートで下して決勝に勝ち上がった。
今季ナダルが決勝に進出するのは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、アビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に次いで今回が4度目だった。タイトルを獲得するのは、昨年のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッド クレー、ATP500)以来 約1年ぶり。
一方、ラモス=ヴィノラスにとっては今回がマスターズ初の決勝だったが、チャンスをものにすることは出来なかった。
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