テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、2年連続13度目のベスト8進出を果たした第17シードの
R・フェデラー(スイス)は試合後の会見で、昨年ファイナリストである第1シードの
A・マレー(英国)と第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)がベスト8を前に敗退した大波乱について「大きな驚き」とコメントした。
>>全豪OP 対戦表<<同日の4回戦で世界ランク1位のマレーは同50位の
M・ズベレフ(ドイツ)、3連覇と7度目の全豪オープン制覇を狙っていたジョコビッチは2回戦で同117位の
D・イストミン(ウズベキスタン)に敗れる大番狂わせに見舞われた。
元王者のフェデラーは「ミーシャ(ズベレフ)とデニス(イストミン)が、その2人を倒すなんて思っていなかった。多くの選手が強くなっていて、特に速いコートではトップ選手を倒せると信じることが出来る。それでも、2つの大きな驚きであるのは疑いもない」と口にした。
マレーは「自分に落胆している。辛い敗戦」、ジョコビッチは「脱帽。彼(イストミン)は勝者に値する」と試合後の会見で述べている。
膝の怪我から復帰した35歳のフェデラーは、4回戦で第5シードの
錦織圭をフルセットの死闘の末に下し、ベスト8へ駒を進めた。準々決勝では王者マレーを撃破したズベレフと対戦する。
全豪オープンを過去4度制しているフェデラーが四大大会で最後に優勝したのは、2012年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)が最後。今大会では約4年半ぶりのグランドスラム制覇を狙う。
■関連ニュース■
・フェデラー「圭は素晴らしい」・錦織 ジョコより自身に危機感・錦織 会見遅れ「メシ食ってた」