男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)は1日、シングルス2回戦が行われ、ATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)出場への可能性が残されている第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が
J・ソウサ(ポルトガル)を6-3, 3-6, 7-5のフルセットで下し、辛くも初戦突破を果たした。
>>錦織vsトロイキ1ポイント速報<<>>BNPパリバ・マスターズ対戦表<<今大会はシード勢が1回戦免除のため、この日が初戦だったベルディヒは粘り強いソウサに苦戦するも14本のサービスエースを叩き込み、ファーストサービスが入った時には84パーセントの高い確率でポイントを獲得。ファイナルセットでは第11・12ゲームを連取し、1時間54分で勝利した。
3回戦では、第10シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と
G・シモン(フランス)の勝者と対戦する。
「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)の上位8名が出場出来るATPワールドツアー・ファイナルズは
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(英国)、
S・ワウリンカ(スイス)、M・ラオニチ、
錦織圭、
G・モンフィス(フランス)の出場が既に確定しており、残りは2枠。
ATPワールドツアー・ファイナルズに2010年から6年連続で出場しているベルディヒは、今年8月に虫垂炎の治療により全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を欠場。復帰戦のシンセン・オープン(中国/シンセン、ハード、ATP250)で2連覇を果たすも、その後の3大会で初戦敗退を喫し、7年連続の出場が危ぶまれている。
ベルディヒがATPワールドツアー・ファイナルズに出場するには、今大会でベスト4へ進出しなければならない。
過去のBNPパリバ・マスターズでは2005年にタイトルを獲得しており、これはベルディヒにとって唯一のマスターズ優勝となっている。
■関連ニュース■
・錦織 初戦は全英罰金トロイキ・錦織らパリ組み合わせ発表・錦織 会場でベルディヒと練習