男子テニスで世界ランク4位の
R・ナダル(スペイン)は25日、自身の地元スペインのマヨルカにあるナダル・アカデミーにてエキシビションマッチを開催。試合中、ナダルは突然プレーを中断し、観客の迷子探しを手助けする場面があった。
この日、ナダルは若手選手のS・Solbasとペアを組み、レジェンドの
C・モヤ(スペイン)/
J・マッケンロー(アメリカ)組と対戦していた。
ナダルがサーブを打とうと構えた時、観客席を見たナダルが動きを止め、会場内がその視線の先に注目。そこには1人の女性が取り乱しながら警備員に娘がいなくなったと訴えていた。
気付いた周囲の観客たちも迷子になった少女を探し始め、見つかった時は会場で拍手が起きた。ナダルも安心した表情で見守っており、対戦していたマッケンローは目頭を押さえる仕草をしていた。
その後、ナダルは試合を再開し大いに観客を魅了した。
ナダルは今後、3日から開催されるチャイナ・オープン男子(中国/北京、ハード、ATP500)に出場予定。
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