ドーピング検査での陽性反応から2年間の出場停止処分を下された元女子テニス世界ランク1位の
M・シャラポワ(ロシア)は、それを不服とし控訴しているが、その控訴に対する最終判決は再び先延ばしとなった事が分かった。
スポーツ調停裁判所(CAS)が13日に伝えたところによると、国際テニス連盟(ITF)に対してシャラポワが控訴した最終判決は、来月初旬に明らかになる予定だと発表した。
テニス界の妖精と言われたシャラポワは当初、リオデジャネイロ・オリンピック前の7月に迅速な決断を望んでいた。しかし、両者の弁護団が最終判決を下すための準備に、より時間が必要だとの合意に至ったため、9月19日に判決が言い渡される事になっていた。
CASは10月の第1週に最終判決を下す予定だとしている。
シャラポワは今年1月に行われた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)期間中に行われた検査で、禁止薬物であるメルドニウムの陽性反応が出たため、ITFから6月に処分が下されていた。
シャラポワは、全豪オープンでの試合の度にメルドニウムを摂取していた事を認めたが、ミルドロネートという別称でも知られるメルドニウムが、今年の1月1日から反ドーピング機構により新たに禁止薬物に指定された事に気付かなかったと主張していた。
ITFから選ばれた3人の陪審員は、シャラポワが不正を働くために故意にメルドニウムを摂取していないとは認めたものの、彼女は陽性反応に対して「単独での責任」と「かなり重要な過ち」を負わなければならないとの判断を下していた。
ラトビアで主に心臓疾患のために製造されているメルドニウムだが、シャラポワは2006年に初めて健康上の理由から処方されていたと語っていた。
シャラポワに下された出場停止処分は2018年1月25日まで続くため、その間に行われる8回のグランドスラム大会には事実上出場できない事になる。処分が明けて初めて出場するであろう2018年の全仏オープンの時には、シャラポワは31歳となっている。
(STATS - AP)


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