テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)が世界ランク96位の
B・ベッカー(ドイツ)に苦戦するも6-1, 6-1, 3-6, 6-3で下し、2年ぶりの初戦突破を果たした。
>>錦織vsベッカー1ポイント速報<<>>全米オープン対戦表<<この日、錦織は鋭いリターンを決めるなどで、第1セットを24分で先取。第2セットは第1ゲームで0-40からサービスキープすると、第1セットと同様にベッカーに1ゲームしか与えず、2セットアップとした。
しかし、第3セットに入ると徐々にウィナーを決め始めたベッカーに苦しみ、第8ゲームでブレークを許してセットカウント2-1に。
第4セットは第3ゲームで強烈なバックハンドを決められた錦織はゲームカウント1-2とリードを許すも、続く第4ゲームでブレークバック。さらに第8・第9ゲームを連取して勝利した。
2回戦では
K・カチャノフ(ロシア)と
T・ファビアーノ(イタリア)の勝者と対戦する。
上位シード勢が順当に勝ち進むと、3回戦で第25シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)、4回戦で第12シードの
D・ゴファン(ベルギー)か第21シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)、準々決勝ではリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で金メダルを獲得した第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する組み合わせ。
過去の全米オープンでは2014年にグランドスラム初の決勝進出を果たし、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝。2015年は1回戦で
B・ペール(フランス)にフルセットで敗れた。
リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で銅メダルを獲得した錦織は、その後W&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に出場したが3回戦で敗退。数日間の休養後、フロリダでトレーニングを積んで今大会に臨んでいる。
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