リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は11日、テニスの男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク117位の
ダニエル太郎は初戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を破った元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に7-6 (7-4), 1-6, 2-6の逆転で敗れ、ベスト8進出を逃した。
>>ダニエルvsデルポ 1ポイント速報<<>>錦織vsマーティン1ポイント速報<<>>男子シングルス対戦表<<両者の3回戦は大会5日目の10日に行われる予定だったが、雨による悪天候の影響で11日へ順延した。
この日、ダニエル太郎はデル=ポトロのフォアハンドの強打を封じるためにバックハンド側へボールを集めて互角の打ち合いを見せるも、第3ゲームでブレークを許した。その後は第8ゲームでブレークバックし、タイブレークの末に第1セットを先取。
しかし、第2セットは第2ゲームでブレークを許すと流れがデル=ポトロに傾き始め、その後は挽回することが出来ず、3回戦で力尽きた。
ダニエル太郎は
R・フェデラー(スイス)らが欠場したため、繰り上がりで
杉田祐一と共にオリンピック初出場が決まっていた。
1回戦は第14シードの
J・ソック(アメリカ)を破る番狂わせを起こし、2回戦では
K・エドモンド(英国)に勝利して3回戦へ駒を進めていた。
一方、勝利したデル=ポトロは、準々決勝で第10シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。バウティスタ=アグは3回戦で
G・ミュラー(ルクセンブルグ)をストレートで下しての勝ち上がり。
1回戦では第1シードで世界ランク1位のジョコビッチをストレートで破ったデル=ポトロは、2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)3位決定戦でもジョコビッチに勝利し、銅メダルを獲得している。
グランドスラムは2009年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制し、世界ランキングでは2010年に自己最高の4位を記録。近年は手首の故障に悩まされていたが、今年2月に復帰した。
また、同日には日本勢から第4シードの
錦織圭が世界ランク121位の
A・マーティン(スロバキア)と3回戦で対戦する。
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