男子テニスツアーのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)への出場権をかけた「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)が11日に発表され、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でベスト4進出を果たした
R・フェデラー(スイス)は前回から720ポイント加算され、3つ上げて9位へ浮上。トップ10返り咲きを果たした。
出場圏内である8位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)とのポイント差は130ポイントに迫っている。
ATPワールドツアー・ファイナルに14年連続で出場しているフェデラーの15年連続出場にも注目が集まる。
2月に膝の手術を受けたフェデラーは、その後腰の痛みで5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を欠場し、グランドスラムの連続出場記録が65でストップするなど苦しいシーズンを送っていた。
前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)では準決勝で19歳の
A・ズベレフ(ドイツ)に敗れるなど状態が心配されていたが、ウィンブルドンでは元王者の貫録を見せて
M・チリッチ(クロアチア)らを下し4強入り。準決勝ではM・ラオニチに惜敗した。
今後は7月25日開幕のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)に出場予定。
7月11日付の最終戦出場ランキングは以下の通り。
1位:
N・ジョコビッチ(セルビア) 8,040ポイント
2位:
A・マレー(英国) 7,225ポイント
3位:M・ラオニチ 3,835ポイント
4位:
R・ナダル(スペイン) 2,930ポイント
5位:
錦織圭 2,905ポイント
6位:D・ティエム 2,835ポイント
7位:
S・ワウリンカ(スイス) 2,370ポイント
8位:T・ベルディヒ 2,260ポイント
9位:R・フェデラー 2,130ポイント
10位:
D・ゴファン(ベルギー) 1,995ポイント
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