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準Vケルバー「全豪との違い」

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子シングルス決勝戦が行われ、第4シードのA・ケルバー(ドイツ)は第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)に5-7, 3-6で敗れ、2度目のグランドスラム優勝とはならなかった。今年の全豪オープン決勝でセリーナを破り優勝を飾ったケルバーは、今大会との「唯一の違い」を話した。

>>セリーナvsケルバー 1ゲーム速報<<

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ケルバーはコート狭しと走り回り、セリーナの素晴らしいショットを拾いまくると、地面に腰がつくほどかがみ込みながらボールを返し、スライスでボールを打つかと思うとフラットでウィナーを取るなど、緩急をつけた攻撃も見せていた。

しかし、これまで強敵を破ってきた鉄壁のディフェンスも、この日のセリーナを打ち砕くまではいかなかった。

1月に行われた全豪オープンの決勝戦では、フルセットでセリーナを下していたケルバー。しかしこの日は、S・グラフ(ドイツ)の持つグランドスラム最多優勝記録の22度に並ぼうとするセリーナの勢いを止めることは出来なかった。

ケルバーは「今日は出来る限りのことを全てやった。今日のセリーナはサービスが信じられないほど凄かった。最後まで全力を尽くしたけど、彼女が勝者に値するプレーをしていた。私が試合に負けたのではない。彼女が試合に勝っただけ。」と、この日の試合を振り返っていた。

28歳のケルバーは、決勝戦までの勝ち上がりでは1セットも落とさない完璧なプレーを見せ、自身2度目のグランドスラム決勝進出を決めた。準決勝では、今大会5度の優勝を誇るセリーナの姉 V・ウィリアムズ(アメリカ)も下していた。グランドスラムの準決勝・決勝と続けてウィリアムズ姉妹を倒す初めての選手になるかと期待されていた。

しかし、この日のセリーナは強すぎた。13本のサービスエースを記録したセリーナ。ケルバーは1本もサービスエースを出せず、イージーミスは9本に留めたもののウィナーもわずか12本だった。一方のセリーナは、21本のイージーミスながら、ウィナーは39本を数えた。

「今日は、ただ彼女のサービスが遥かに良かった。」とケルバー。「特に芝のコートでは、普段よりリターンが難しい。全豪オープンの時と比べると、それが唯一の違いだと感じた。」と芝のコートの印象を語った。

ケルバーはスタートからセリーナと激しいラリーを交わしていた。そしてセリーナ同様、自身のサービスもキープしていた。しかしそれは第1セットの第12ゲームに訪れた。ゲームカウント5ー6からの自身のサービスで、15オールからフォアハンドとバックハンドでミスを続け、セリーナにブレークポイントを与えてしまった。

次のポイントは簡単に取ったケルバーだったが、続く2度目のブレークポイントではセリーナの鮮やかなバックハンド・ウィナーが決まり、このゲームをブレークされると同時に第1セットもセリーナに奪われてしまった。

「それでも自分のプレーは悪くなかった。セリーナのリターンがそのゲームではより良くなっていた。彼女はそのゲームを取りにきていた。2ポイント辛抱できなかった。そしてセリーナはそこを逃さず攻めてきた。彼女がしたことは全て正しかった。」とケルバーは、セリーナの勝利を認めていた。

第2セットでもケルバーは諦めずに戦い続けた。何とか反撃の糸口を探しながら。

第2セットのゲームカウント3ー3からのセリーナのサービスゲームで、30ー40とこの試合唯一のブレークポイントを手にした。しかし、そこでセリーナが本領を発揮。190キロのサービスエースを叩き込みブレークピンチを切り抜けると、200キロのサービスエースでそのゲームのキープに成功した。

「あれがセリーナのテニス。一度セリーナからブレークポイントを握ったけど、何もさせてはくれなかった。」とケルバーはその瞬間を振り返っていた。

次のケルバーのサービスゲームでは、40ー15とゲームポイントを握っていたが、そこからセリーナは攻撃を開始。セリーナに握られたブレークポイントでは、恐らくこの試合でケルバーの最も悪いショットと言えるであろう、バックハンドのミスを犯してしまい、セリーナに痛恨のブレークを許してしまった。

「もちろん、敗戦には落胆している。でも同時に、自分のプレーに対して誇りに思っている。この決勝戦をそう考えるようにしている。」とケルバーは想いを述べていた。

ケルバーは週明けに発表される世界ランクで2位へと浮上することが決まっている。もちろん1位はセリーナで、その座は2013年2月から続いている。

「セリーナの後を追うのは厳しいことだと思う。私は私の道を行こうと思っている。より良いプレーが出来るような道を歩んでいると感じている。そして願わくば、これからももっと決勝戦へ進みたいし、グランドスラムでの優勝も飾れたらと願っている。」とケルバーは、今後の抱負も語っていた。

(STATS - AP)






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