テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会13日目の3日、女子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)がノーシードから勝ち上がってきた世界ランク58位の
K・ベルテンス(オランダ)を7-6 (9-7), 6-4のストレートで下し、2連覇と4度目の優勝に王手をかけた。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、セリーナはベルテンスにブレークされてリードを許すも第10ゲームでブレークバックに成功、その後タイブレークの末に第1セットを先取する。
第2セットも序盤でベルテンスにブレークされたが、第3ゲームでブレークバックするとセリーナに試合の流れが傾き、2年連続の決勝進出を決めた。
決勝では第4シードの
G・ムグルサ(スペイン)と対戦する。ムグルサは準決勝で第21シードの
S・ストーサー(オーストラリア)をストレートで破っての勝ち上がり。
今シーズンは全豪オープンで準優勝、その後は怪我などで大会欠場が続くも5月のBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTAプレミア5)で昨年8月のシンシナティ以来約9カ月ぶりの優勝を飾った。
昨年は全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドンで優勝し、全米オープンを制すると
S・グラフ(ドイツ)以来27年ぶり史上4人目の年間グランドスラム達成だったが準決勝で
R・ビンチ(イタリア)に敗れて、その快挙は絶たれた。
一方、敗れたベルテンスは1回戦で第3シードの
A・ケルバー(ドイツ)を破る大金星をあげ、2回戦で
C・ジョルジ(イタリア)、3回戦で第29シードの
D・カサキナ(ロシア)、4回戦で第15シードの
M・キーズ(アメリカ)、そして準々決勝で第8シードの
T・バシンスキー(スイス)を下す快進撃でグランドスラム初の4強入りだった。
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