男子テニスで世界ランク5位の
R・ナダル(スペイン)が、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の前哨戦として出場を予定していた13日からのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)を、左手首の怪我を理由に欠場することを発表した。
グランドスラムで14度優勝しているナダルは、現在開催中で史上最多9度の優勝を誇る全仏オープンで3回戦を前に同じ怪我を理由に棄権を申し入れており、早くも大会を後にしていた。
ナダルは2008年のAEGON選手権で優勝しており、同年のウィンブルドンで初優勝を飾った。
先週、ナダルは3回戦を前に突然全仏オープンでの戦いを続けられないことを発表。
3回戦の前日に開かれた会見にナダルは、左手首にブルーの固定具を装着して現れ、勝利した2回戦でも痛み止の注射を打ちながら戦っていたことを明かし、その後は痛みが悪化して試合を続けられないと語っていた。
左手首の腱鞘に炎症が確認されてはいるものの、手術を必要とするほどのものではなく、6月27日から開幕するウィンブルドンには出場出来るはずだと述べている。
ナダルはウィンブルドンで2010年に2度目の優勝を飾っており、2006・2007・2011年には準優勝。
しかし、その後は4回戦へ進んだことが1度あるだけで、2013年には初戦敗退、2012・2015年は2回戦で敗退した。
(STATS - AP)
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