テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会11日目の1日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第14シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)との3日がかりの戦いを3-6, 6-4, 6-1, 7-5の逆転で制して7年連続のベスト8進出を決め、生涯グランドスラム達成に向けて前進した。
>>全仏オープン対戦表<<この試合は30日に行われる予定だったが、悪天候のため31日に延期。しかし、31日も天候は思わしくなく第3セットの途中で試合は中断し、1日に持ち越されていた。
この日はジョコビッチから見て第3セットのゲームカウント4-1から試合は再開された。
再開後、2ゲームを連取して第3セットを取ったジョコビッチはその後も安定したゲーム展開でバウティスタ=アグに主導権を許さず、3日間に及ぶ戦いを制し、ベスト8進出を決めた。
ジョコビッチ陣営
準々決勝では、第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と第11シードの
D・フェレール(スペイン)の勝者と対戦する。
これまで全豪オープンで6度、ウィンブルドンで3度、全米オープンで2度のタイトル獲得を誇るジョコビッチだが、未だ全仏オープンでは優勝に至っておらず、生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成がかかる今大会への想いは人一倍強い。
全仏オープンでは過去に3度の決勝へ進出するも、2012年と2014年は
R・ナダル(スペイン)に、昨年は
S・ワウリンカ(スイス)に敗れて優勝を阻まれた。
またジョコビッチらが位置するトップハーフ(対戦表の上半分)では、第4シードのナダルが手首の負傷で、第5シードの
JW・ツォンガ(フランス)は内転筋の肉離れで棄権している。
【ジョコビッチ 過去の全仏OP決勝戦】<2015年>
N・ジョコビッチ 6-4, 4-6, 3-6, 4-6 S・ワウリンカ
<2014年>
N・ジョコビッチ 6-3, 5-7, 2-6, 4-6 R・ナダル
<2012年>
N・ジョコビッチ 4-6, 3-6, 6-2, 5-7 R・ナダル
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