テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は27日に行われる男子シングルス3回戦で、第2シードの
A・マレー(英国)がビッグ・サーバーで第27シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)と対戦する。
>>全仏オープン対戦表<<今大会、マレーは1回戦・2回戦ともに5セットの戦いを強いられた。全仏オープンの歴史で1回戦も2回戦もフルセットの戦いを強いられてからのタイトル獲得は、2004年の
G・ガウディオ(アルゼンチン)以来現れていない。
一方、37歳のカルロビッチも2回戦では41本のサービスエースを記録し、4時間31分の5セットの接戦の末に勝ち上がっている。そして、1991年の全米オープンでの
J・コナーズ(アメリカ)以来となるグランドスラム3回戦進出した最年長選手となった。
今大会で過去3度のベスト4入りを果たしているマレーは、これまで既に長い戦いを強いられている。3回戦で対戦するカルロビッチはサーブ・アンド・ボレーを多用し、長いラリーを好まないプレースタイルであることは、マレーにとって良いニュースかもしれない。
「彼(カルロビッチ)の場合、平均のラリーは恐らく3本から4本になるだろう。」とマレー。
カルロビッチとは、過去の対戦からもマレーに有利だと思われる。両者はこれまで6度対戦しているが、マレーは長身のカルロビッチに1度も負けてはいない。しかし、その対戦では8度もタイブレークにもつれる接戦となっている。
マレーは「通常、彼との対戦ではどのセットも接戦になる。彼のサービスはなかなかブレーク出来ないから、何度もタイブレークにもつれてしまう。1ポイントはそれほど長くならないかもしれないけど、常に厳しい戦いになる。でもラリーが長くならないから、体力的に厳しくないのは良い方向に考えたい。」と加えていた。
(STATS - AP)
■関連ニュース■
・錦織とマレーが対称的・マレーは「とても複雑な選手」・マレー順延、大声で自身に喝