男子テニスツアーのジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーヴ、クレー、ATP250)は20日、シングルス準決勝が行われ、第1シードで世界ランク4位の
S・ワウリンカ(スイス)が同68位の
L・ロソル(チェコ共和国)を6-2, 4-6, 6-3のフルセットで下し、今シーズン3度目のタイトル獲得に王手をかけた。
この試合、2度のブレークで第1セットを先取したワウリンカは第2セットを落とすも、ファイナルセットではファーストサービスが入った時に86パーセントの高い確率でポイントを獲得して主導権を握り、1時間23分で勝利した。
決勝では第3シードで世界ランク11位の
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。過去の対戦成績はワウリンカから9勝2敗。チリッチは準決勝で第2シードの
D・フェレール(スペイン)を下しての勝ち上がり。
昨年の全仏オープン覇者であるワウリンカは今シーズン、1月のチェンナイ・オープンと2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権で優勝を果たした。
しかし、モンテカルロ・ロレックス・マスターズでベスト8進出を果たすも、ムチュア・マドリッド・オープンで初戦敗退、BNLイタリア国際で3回戦敗退など、クレーコートシーズンではあまり思うような成績を残せていない。


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