男子テニスツアーのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
錦織圭が第13シードで22歳の
D・ティエム(オーストリア)に6-3, 7-5のストレートで勝利し、大会初のベスト4進出を果たした。準決勝では、前週のムチュア・マドリッド・オープン準決勝でも対戦した第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と顔を合わせる。
>>BNLイタリア国際対戦表<<この試合、錦織は序盤でティエムの強打に押されリードを許すも、第6ゲームでブレークバックすると息を吹き返し、第8ゲームもブレークして第1セットを先取。
第2セットは両者サービスキープを続ける中、錦織が第11・第12ゲームを連取してストレート勝ちし、ティエムとの対戦成績を2勝0敗とした。
準決勝で対戦するジョコビッチは、同日の準々決勝で第5シードの
R・ナダル(スペイン)をストレートで破っての勝ち上がり。
ジョコビッチとは今回が11度目の対戦で、過去は錦織から2勝8敗。2014年の全米オープン準決勝から7連敗している。
3月のマイアミ・オープンでは自身2度目のマスターズ決勝進出を果たすも、決勝でジョコビッチにストレート負けを喫し、マスターズ初優勝とはならなかった。
一方、敗れたティエムは今大会の3回戦で第3シードの
R・フェデラー(スイス)に初勝利し、ベスト8へ駒を進めていた。錦織の下の世代であるティエムは若手の中でも期待されている選手の1人で、今季はアルゼンチン・オープンで初優勝。その後、アビエルト・メキシコ・テルセルでキャリア通算5勝目をあげた。
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