男子テニスツアーのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP250)は25日、ダブルス1回戦が行われ、昨年ファイナリストの
A・ズベレフ(ドイツ)/
M・ズベレフ(ドイツ)組が
F・フォニュイーニ(イタリア)/
M・チェッキナート(イタリア)組を3-6, 6-4, [10-6]の逆転で下し、ベスト8進出を果たした。
この試合、ズベレフ兄弟は第1セットを落とすも、第2セットではサービスが入った時に83パーセントの確率でポイントを獲得して主導権を握り、ファイナルセットの10ポイントタイブレークを制して準々決勝進出を決めた。
準々決勝では第3シードの
J・ピアース(オーストラリア)/ H・コンチネン(フィンランド)組とK・クラウィッツ(ドイツ)/ M・マーティラー(ドイツ)の勝者と対戦する。
昨年の同大会でズベレフ兄弟はツアー初の決勝進出。今年2月の南フランス・オープンで2度目の決勝進出を果たした。
兄のミーシャは同日に行われたシングルスで世界ランク97位の
S・ヒラルド(コロンビア)に5-7, 6-7 (5-7)のストレートで敗れ、初戦敗退となった。
また、弟のアレクサンダーは第8シードで出場。1回戦で前週のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルで敗戦を喫したM・ジャジャーリと対戦する。
アレクサンダーは昨年のATPアワードで年間最優秀新人賞を受賞。今シーズンは更なる躍進を遂げ、昨年終了時に83位だった世界ランキングは現在49位まで浮上。3月のBNPパリバ・オープンでは
R・ナダル(スペイン)をマッチポイントまで追い込み、対戦後に「将来1位にも成り得る選手」と言わしめた。
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