男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は23日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)と第2シードの
錦織圭が決勝進出を果たし、通算10度目の激突が実現する。
>>バルセロナ・オープン対戦表<<準決勝、錦織は昨年2連敗を喫した因縁の相手である
B・ペール(フランス)と対戦。第1セットから主導権を握った錦織がペールに挽回の隙を与えず、トータルで5度のブレークに成功して6-3, 6-2のストレートで勝利した。試合時間は1時間7分。
バルセロナ・オープンでは2014・2015年に優勝しており、
M・ビランデル(スウェーデン)とナダルに続く大会史上3人目の3連覇まであと1勝とした。
一方、ナダルは第10シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)と対戦。ファーストサービスが入った時に82パーセントの高い確率でポイントを獲得して1度もブレークを許さず、トータルで3度のブレークに成功。6-3, 6-3のストレートで勝利した。
前週のモンテカルロ・ロレックス・マスターズで今季初優勝を飾ったナダルは、バルセロナ・オープンでは2013年以降優勝から遠ざかっているため、今回は3年ぶり9度目の優勝を目論む。
錦織とナダルは今回が10度目の対戦で、過去は錦織から1勝8敗。錦織は昨年のロジャーズ・カップ準々決勝でナダルから初めて勝ち星をあげた。直近では、今年のBNPパリバ・オープン準々決勝で対戦し、その時はナダルがストレートで勝利している。
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