男子テニスツアーのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は14日、シングルス3回戦が行われ、同大会で前人未到の8連覇を成し遂げている第5シードの
R・ナダル(スペイン)が第12シードの
D・ティエム(オーストリア)を7-5, 6-3のストレートで下して12年連続のベスト8進出を果たし、9度目の優勝へ前進した。
>>モンテカルロ・マスターズ対戦表<<この試合、ナダルは8度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し、2時間3分で勝利した。
両者は今回が3度目の対戦で、ナダルから2勝1敗となった。
準々決勝でナダルは第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは3回戦で第15シードの
G・シモン(フランス)をストレートで破っての勝ち上がり。
モンテカルロ・マスターズで2005年から2012年で8連覇を成し遂げているナダル。しかし、2013年は決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて9連覇を阻止されて以降、優勝から遠ざかっている。昨年もジョコビッチに敗れてベスト4だった。
そのジョコビッチは今大会の2回戦で、世界ランク55位の
J・ヴェセリ(チェコ共和国)に敗れる波乱に見舞われ既に姿を消している。
3月のBNPパリバ・オープンでナダルは
錦織圭(日本)らに勝利してベスト4へ進出するも、翌週のマイアミ・オープンでは猛暑からの体調不良により初戦で途中棄権を余儀なくされた。
一方、敗れたティエムは2回戦で予選勝者の
ダニエル太郎(日本)を逆転で下し、ナダルとの3回戦へ駒を進めていた。
22歳のティエムは今シーズン好調で、アルゼンチン・オープンでナダルらに勝利して優勝。さらにアビエルト・メキシコ・テルセル男子ではハードコートで初のタイトルを獲得し、キャリア通算5勝目をあげた。
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