男子テニスで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は、生涯グランドスラム達成のために未だ獲得していない全仏オープンの優勝を目指して、クレーコート・シーズンをモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)からスタートさせる。
>>モンテカルロ・マスターズ対戦表<<かつてモンテカルロ・マスターズは「クレー・キング」の称号を持つ
R・ナダル(スペイン)が8連覇する強さを見せていた大会だが、昨年はジョコビッチがそのナダルを準決勝で、決勝戦では
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を下し2年ぶり2度目の優勝を飾った。
11度のグランドスラム優勝を誇るジョコビッチだが、全仏オープンでは2012・2014年はナダルに、2015年は
S・ワウリンカ(スイス)にタイトル獲得を阻まれていた。
「 固執している という言葉は好きではない。なぜならそれは、正しい感情から出ているものではないから。」と語るのはジョコビッチ。
「しかし、唯一優勝のないグランドスラムだという事実は、今年の大会で最高のプレーをしようという更なるやる気を与えてくれている。」と大会初日の10日に行われた会見で語った。
「人間という機械を操作しなければならない時、今現在で必要なことをしなければならない。具体的には精神統一のようなもので、そんな心身一体的なアプローチは色々な面で自分自身が持つ最高のパフォーマンスを生み出す手助けをしてくれている。」
「肉体的だけではなく精神的にも、感情的にも。日々行っているこれら全ての訓練をしっかり行うようにしている。」とジョコビッチは、内面のバランスを保つための時間を設けていることを明かした。
(STATS - AP)
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