男子テニスツアーのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は9日に組み合わせが発表され、同大会で前人未到の8連覇を成し遂げている第5シードの
R・ナダル(スペイン)は9度目の優勝を狙う。初戦の2回戦では
L・ロソル(チェコ共和国)と
A・ベデネ(英国)の勝者と対戦する。
>>モンテカルロ・マスターズ対戦表<<上位8シードが1回戦免除のため、2回戦から登場するナダル。上位シード勢が勝ち進むと、3回戦で第12シードの
D・ティエム(オーストリア)、準々決勝で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、準決勝では第2シードの
A・マレー(英国)か第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する厳しい組み合わせとなっている。
3回戦で対戦する可能性がある22歳のティエムは今シーズン好調で、アルゼンチン・オープンでナダルらに勝利して優勝。さらにアビエルト・メキシコ・テルセル男子ではハードコートで初のタイトルを獲得し、キャリア通算5勝目をあげている。
かつてクレーで圧倒的な強さを発揮していたナダルは近年思うような結果を残せておらず、昨年はマスターズで無冠だった。さらに同年の全仏オープンでは準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に完敗した。
今年は開幕戦のカタール・エクソンモービル・オープンでジョコビッチに敗れるも準優勝を飾る好スタートを切ったが、全豪オープンで初戦敗退。得意とするクレーのアルゼンチン・オープンとリオ・オープン男子は準決勝で姿を消した。
その後のBNPパリバ・オープン男子は
錦織圭らに勝利してベスト4へ進出するも、翌週のマイアミ・オープン男子では初戦で猛暑から体調不良により棄権。
相性の良いモンテカルロ・ロレックス・マスターズは2012年にタイトルを獲得したのが最後で、2013年の決勝ではジョコビッチに史上初の9連覇を阻止された。
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