男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は1日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第15シードの
D・ゴファン(ベルギー)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで下し、3連覇と大会6度目の優勝に王手をかけた。
>>マイアミ・オープン対戦表<<A・アガシ(アメリカ)の大会最多6度の優勝まで、あと1勝と迫ったジョコビッチ。勝利した直後には手にキスをして、その手でコートを数回叩いた。
「あのキスはさよなら、そして2日後にまた会おうという想いだった。コートに自分の愛を感じて欲しかった。ここは大好きなコートと1つだから。」と試合後のパフォーマンスを説明した。
接戦となった第1セットのタイブレークではチャンスボールのスマッシュを決められなかったゴファン。
そのタイブレークを制したジョコビッチに第2セットは徐々に流れが傾いていった。
「タイブレークではちょっとラッキーもあった。それでも、常に1球でも多く彼(ゴファン)にボールを打たせるようにしていた。」
ジョコビッチは、この試合でスポーツマンシップを見せた。それはジョコビッチが放ったサービスがインと判定されたが、ゴファンはその判定にチャレンジを要求しようとした。しかし、ジョコビッチはそのチャレンジを止めて、ラインズマンの判定が間違っていることを自ら認めた。
「本当にフェアプレーだった。」とゴファンはその時のジョコビッチを称賛した。
この日も30度を超えた暑さついては「ベースラインからのラリーの応酬が激しい戦いだった。お互いが時々呼吸を整える必要があった。」と苦しい試合だったことを明かしたジョコビッチは、今季の成績を27勝1敗へ伸ばし、今シーズン4度目のタイトル獲得へ前進した。
ジョコビッチが今大会で優勝すると、マスターズで28度目の優勝となる。これはマスターズ最多27度の優勝を誇る
R・ナダル(スペイン)を抜く新記録。また、今回でマスターズ11大会連続での決勝進出となった。
決勝では第6シードの
錦織圭と対戦する。錦織は準決勝で第24シードの
N・キリオス(オーストラリア)を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり
(STATS - AP)
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