男子テニスのマスターズ大会であるマイアミ・オープン男子(アメリカ/ マイアミ、ハード)に第1シードで出場する世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は23日、女子界のレジェンドである
B・ジーン・キング(アメリカ)と
C・エバート(アメリカ)と面会して男女の賞金について話し合い、自身が発したコメントを撤回した。
20日に行われたBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/ インディアンウェルズ、ハード)で優勝したジョコビッチは、同大会主催者だったR・ムーアが女子選手は男子選手に「恩恵を受けているから感謝すべきである。」とのコメントを受けて、意見を述べていた。ムーアはその後に自身の職を辞する決断を下している。
ジョコビッチはその発言の中で、男子の試合の方がより多くの観客動員があるため、男子選手への賞金を多くするべきと意見を述べていた。しかし、この日のレジェンドとの面会で、賞金の分配で性別による区別をした訳ではないと語り、自分の発言の真意を説明していた。
話が進むにつれてジョコビッチは、女子選手達とも友好的な関係を持っており、スポーツ界では性別に関係なく平等に扱われるとする問題を提示したことは1度もないと主張していた。
ジョコビッチの会見の前に、ジーン・キングとエバートはその話題について触れており、エバートはジョコビッチのセルビアでの文化的背景が見解に反映している可能性があると指摘していた。
(STATS - AP)
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