男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は大会最終日の20日、シングルス決勝戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が第12シードで同14位の
M・ラオニチ(カナダ)を6-2, 6-0のストレートで下し、3連覇と5度目のタイトルを獲得。さらに、マスターズ歴代最多優勝の
R・ナダル(スペイン)に並ぶ27度目の優勝を飾った。
>>BNPパリバ・オープン男子対戦表<<この試合、終始主導権を握ったジョコビッチは第1セットの第1ゲームから早くもブレークして4ゲーム連取に成功し、このセットを先取。その後は勢いに乗り、ラオニチに1度もブレークチャンスを与えず1時間17分で勝利した。
ジョコビッチは、今回で対ラオニチ戦を6戦全勝とした。
今季は1月のカタール・エクソンモービル・オープン、全豪オープンに続き、3度目のタイトル獲得となったジョコビッチ。
今大会は初戦となった2回戦、世界ランク149位のB・フランタンジェロに第1セットを先取されるまさかの大苦戦、あわや初戦敗退の危機だった。
しかし、その後は持ち前の修正力で立て直し、3回戦で第27シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)、4回戦で第18シードの
F・ロペス(スペイン)、準々決勝で第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)、準決勝で第4シードのR・ナダルをいずれもストレートで下しての決勝進出だった。
一方、敗れたラオニチはマスターズ大会通算3度目の決勝進出だったが、初優勝を飾ることは出来なかった。
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