男子テニスツアーの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、ハード)は2日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク10位の
E・ガルビス(ラトビア)が主催者推薦枠出場で世界ランク171位のQ・ハリス(フランス)を6-4, 6-3のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
この試合、ファーストサービスが入った時に83パーセントの高い確率でポイントを獲得したガルビスがハリスに1度もブレークを許さず、1時間8分で勝利した。
ガルビスはキャリア通算6度のタイトルを獲得、2014年の全仏オープンではベスト4に入るなどで、世界ランク10位まで登りつめた。
昨年は不調で世界ランクを117位まで落とすも、8月のロジャーズ・カップで
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦した際には、マッチポイントを握り王者を苦しめるなど、徐々に復活の兆しを見せている。
前週の全豪オープンでは第32シードの
J・シャーディ(フランス)に5-7, 6-2, 7-6 (7-5), 3-6, 11-13のフルセットの末に敗れ、1回戦敗退となった。
2回戦では第1シードの
R・ガスケ(フランス)と対戦する。両者の対戦成績はガルビスから1勝2敗と負け越しているが、直近の対戦となる2014年のオープン13ではガルビスが勝利している。
また、ガスケはシーズン開幕戦のカタール・エクソンモービル・オープンと全豪オープンを腰の怪我のため欠場。今大会は怪我からの復帰戦となっている。
今大会の第1シードにガスケ、第2シードに
M・チリッチ(クロアチア)、第3シードに
G・シモン(フランス)、第4シードに
B・ペール(フランス)となっている。また、上位4シードは1回戦免除のため2回戦からの登場。
一方、敗れたハリスは現在19歳でフランス期待の星。前週の全豪オープンでは主催者推薦で出場。1回戦で
I・ドディグ(クロアチア)を下し、グランドスラム初勝利をあげた。その後、2回戦でジョコビッチにストレートで敗れるも、その試合の第3セットではジョコビッチのサービスゲームを破ってタイブレークまで持ち込むなど、将来性を感じさせた。
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