テニス国際大会「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(通称IPTL)の日本ラウンド(日本/神戸、ハード)は2日、シンガポール・スラマーズに勝利したUAE・ロイヤルズの
G・イバニセビッチ(クロアチア)が試合後の会見で、
錦織圭(日本)は近い将来グランドスラムを優勝する確率が高いと話した。
>>IPTL特集ページ<<元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)を6-3で破り、UAE・ロイヤルズの勝利に大きく貢献したイバニセビッチは「昨年と比べて楽にプレーが出来ている。昨年のIPTLにも参加していたから、更に勝利にこだわっている。また、日本に新しいチームが出来て、ここでプレー出来ることがとても嬉しい。」とコメント。
IPTLのお気に入りのルールについては「コカ・コーラパワーポイントだ。相手のサービスゲームで大きくポイントを取ることが出来るし、今日使ってとても楽しかったから気に入っている。」と話した。
試合に向けてトレーニングしてきたかとの質問されると「もちろん、トレーニングをしてきた。昨年参加して、どれだけこの大会が真剣な試合だというのを分かっていたから自分はしっかり準備してきた。」とイバニセビッチ。
錦織については「昨年の全米オープンなどで結果を残しているから、世界のトッププレイヤーであることは間違いないと思う。それを昨年証明しているし、今年も結果を見ると近い将来グランドスラムを獲る確率が高いプレイヤーだと思う。」と話した。
最後に日本で何をしたかを聞かれ「月曜日までドリームマッチで東京にいて、火曜日にここに着いたから、楽しいことはあまり出来ていない。けど、その中で1番いい経験は新幹線に乗れたこと。とても速かったよ。」
IPTLでは1試合6ゲーム先取の特殊なルールで行われる。ゲームカウント5-5になった際はシュートアウト(7点先取のタイブレーク方式)を適用。男女シングルス、男子ダブルス、ミックスダブルス、男子レジェンドシングルスの1セットマッチを行い、5試合の獲得ゲーム数が多いチームの勝利となる。
勝利したチームは4ポイントを獲得、敗れたチームは試合の獲得ゲーム数が20ゲーム以上なら2ポイント、10ゲーム以上なら1ポイント、10ゲーム未満なら0ポイント獲得となり、4節を終え獲得ポイントが高い上位2チームが決勝で優勝を争う。
IPTLは日本から始まり、フィリピン、インド、アラブ首長国連邦、シンガポールへと会場を移し、12月20日まで行われる。また、WOWOWではIPTLの全日程を生放送する。
【UAE・ロイヤルズ vs シンガポール・スラマーズ 26-20】
1.女子シングルス
A・イバノビッチ(セルビア) 6-3
B・ベンチッチ(スイス)2.男子シングルス
T・ベルディヒ(チェコ共和国) 2-6
N・キリオス(オーストラリア)3.男子ダブルス
T・ベルディヒ/
D・ネスター(カナダ)組 6-5
M・メロ(ブラジル)/
D・ブラウン(ドイツ)組
4.ミックスダブルス
K・ムラデノヴィック(フランス)/ D・ネスター組 6-3 M・メロ/
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)組
5.レジェンドシングルス
G・イバニセビッチ 6-3 C・モヤ
各チームの出場選手
JAPAN WARRIORS(ジャパン・ウォリアーズ)、
錦織圭(日本)、
M・シャラポワ(ロシア)、
奈良くるみ(日本)、
M・サフィン(ロシア)、
L・パエス(インド)、
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)、
P・コールシュライバー(ドイツ)、PH・エルベール(フランス)
INDIAN ACES(インディアン・エーシーズ)
S・ミルザ(インド)、
R・ボパンナ(インド)、
S・ストーサー(オーストラリア)、
F・サントロ(フランス)、
G・モンフィス(フランス)、
I・ドディグ(クロアチア) PHILIPPINE MAVERICKS(フィリピン・マーベリックス)
S・ウィリアムズ(アメリカ)、
M・ラオニチ(カナダ)、
A・トムヤノヴィッツ(クロアチア)、
M・フィリプーシス(オーストラリア)、
E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)、
R・ガスケ(フランス)、
TH・フェイ(フィリピン)SINGAPORE SLAMMERS(シンガポール・スラマーズ)
B・ベンチッチ、N・キリオス、M・メロ、D・ブラウン、Ka・プリスコバ、C・モヤ
UAE ROYALS(UAE・ロイヤルズ)
A・イバノビッチ、T・ベルディヒ、D・ネスター、K・ムラデノヴィック、G・イバニセビッチ
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