男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は20日、グループ・イリ ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第5シードの
R・ナダル(スペイン)が第7シードの
D・フェレール(スペイン)との同胞対決を6-7 (2-7), 6-3, 6-4の逆転で制し、全勝で予選を終えた。
>>ツアーファイナル組合せ表<<試合開始前に、既にナダルは予選1位通過で決勝トーナメント進出を決めており、フェレールは予選敗退が決まっていたものの、両者は激しいラリーの応酬を見せ2時間半を越える熱戦を繰り広げた。
第3セットの第1ゲームでフェレールから5本のブレークポイントを握りつつも活かすことが出来なかったナダルだったが、第9ゲームで決定的なブレークを決めゲームカウント5ー4とすると、続く自身のサービスゲームで握ったマッチポイントで鮮やかなバックハンド・ボレーを決め勝利を手にした。
21日に行われる準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦するナダル。フェレールとのマラソンマッチは、翌日のジョコビッチとの試合を考えると決して良い準備とは言えない。なぜならジョコビッチはこの日はオフを取ってからナダルとの試合へ臨めるからだ。しかしナダル本人は、そんなことより不調なシーズンながら終盤へ来ての好調を維持できるかの方が気になっていた。
「今日の試合は自分にとってはまた戦えるチャンスだった。良いプレーが出来たと思う。厳しい戦いをしっかり勝てた。トップ8のみの大会で3戦全勝での予選突破は最高のこと。前向きに今シーズンを終えられる。明日はどうなるかはやってみなければ分からない。」とナダルは、試合を振り返りながら自分のプレーに満足していた。
既に2敗していたフェレールはこの試合が今季最後の試合だった。しかし出だしでは2度のブレークを許しナダルにゲームカウント0ー3とリードされてしまった。しかしそこから4ゲーム連取し接戦へ。第11ゲームでもブレークを許したフェレールは、続くナダルのサービング・フォー・ザ・セットでブレークバックに成功し、タイブレークの末にこのセットを先取した。
しかし徐々に勢いを増したナダルは、第2セットの第8ゲームでこのセット唯一のブレークに成功してこのセットを奪い返し勝敗は第3セットへ。
第3セットではいきなり第1ゲームから激しいラリー戦となり、14分に及んで5度のブレークピンチを凌ぎフェレールがキープに成功した。このセット、1度もブレークポイントさえフェレールに与えなかったナダルは、第9ゲームでブレークを奪い試合に終止符を打った。
「第3セットではラファエル(ナダル)はかなりプレーのレベルを上げていた。接戦だったが、彼の方が一枚上手だった。」とフェレールは、ナダルのプレーを称賛していた。
(STATS - AP)


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