15日から開幕する男子テニスツアーのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)に世界ランク8位の
錦織圭(日本)が2年連続で出場する。
昨年は全米オープンで準優勝を飾り、マレーシア・オープンと楽天ジャパン・オープンで2週連続のタイトル獲得。さらにパリ・マスターズでベスト4へ進出し、ツアー・ファイナルの出場権を手にした錦織は4強入りの快進撃を見せた。
今年は全豪オープンと全仏オープンでベスト8、そして3大会で優勝しているが、全米オープンの初戦敗退から大きな結果を残せていない状況が続いている。
楽天ジャパン・オープンではベスト4進出を果たするも準決勝で
B・ペール(フランス)に敗れ、全米オープンでのリベンジとはならなかった。パリ・マスターズでは3回戦で途中棄権、9日に発表された世界ランキングでは昨年9月以来の8位へ後退。
昨年の波に乗っている状況とは違う今年、錦織がどんな戦いを披露してくれるかに注目が集まる。
錦織の他に、4連覇と大会5度目の優勝を狙う王者
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(英国)、
R・フェデラー(スイス)、
S・ワウリンカ(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
D・フェレール(スペイン)も出場する。
今大会は4選手が2グループに分かれ予選ラウンドロビンが行われる。予選では各選手が3試合を行い、各ブロックの上位2選手、計4選手が決勝トーナメントへと進出し、準決勝・決勝が行われるシステム。
シングルスの優勝者には総額192万ドル(約2億3,600万円)が贈られ、大会の賞金総額は600万ドル(約7億3,700万円)。さらに予選3試合全てを勝利し優勝すると1,500ポイントが与えられる。
また、ツアー・ファイナルは出場するだけで選手に16万7,000ドル(約2,053万円)、予選ラウンドロビンで1勝するごとに出場費と同額が贈られる。さらに、予選ラウンドロビンで1勝するごとに200ポイント、決勝進出で400ポイント与えられる。


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