男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は9日、シングルス準々決勝が行われ、2連覇と大会3度目の優勝を狙う第2シードの
錦織圭(日本)が第6シードの
M・チリッチ(クロアチア)を3-6, 7-5, 6-3の逆転で下し、2年連続のベスト4進出を果たした。
>>楽天OP対戦表<<強い風が吹く中行われたこの試合、チリッチの強烈で角度あるサービスと高い打点からのショットに錦織は苦しみ、1ブレークを許して第1セットを落とす。
第2セットに入ってからも試合の流れはチリッチに傾いたが、第12ゲームで初のブレークに成功し、ファイナルセットへ突入。
ファイナルセットでは第4ゲームで激しいラリー戦を制してブレークし、チリッチを振り切った。
錦織は昨年の全米オープン決勝でチリッチに敗れてグランドスラム初の優勝を逃したが、今年のシティ・オープンでは錦織が逆転で勝利してリベンジを果たした。対戦成績は錦織から7勝3敗。
準決勝では
N・キリオス(オーストラリア)と
B・ペール(フランス)の勝者と対戦する。ペールは今年の全米オープン初戦で錦織を破っている。
世界ランク6位の錦織は、今年のグランドスラムでは全豪オープン・全仏オープンでベスト8入りを果たすも、ウィンブルドンは左ふくらはぎの負傷により2回戦で棄権。
昨年準優勝を飾った全米オープンには日本人男女を通じて初となる四大大会最高の第4シードで出場するも、まさかの初戦敗退を喫した。

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