男子テニスのATPツアー500大会であるベット・アット・ホーム・オープン(ドイツ/ハンブルク、ハード)は27日、シングルス1回戦が行われ、予選から勝ち上がった世界ランク112位の
ダニエル太郎(日本)は同51位の
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)に4-6, 3-6のストレートで敗れ、2回戦進出を逃した。
この試合の第1セット、ダニエル太郎は第4ゲームでカウント15-40からサービスキープするなど粘りを見せるも、第7ゲームでブレークを許した。その後、挽回のチャンスを掴めずにこのセットを落としてしまう。
第2セットからはウエアを着替えるなどで気分を入れ替えようとするも、第1ゲームでいきなりブレークを許してしまう。第2ゲームでヤノヴィッツは足を滑らせて転倒するハプニングが起きたが試合は続行。
その後もペースを掴めなかったダニエル太郎はフラストレーションが溜まり、ラケットを投げつけてしまう。第6ゲームではブレークバックするも、最後フォアハンドがアウトして1時間14分で敗れた。
ダニエル太郎は昨年2月のロイヤル・ガード・オープン・チリで予選から勝ち上がりツアー初のベスト8入りを果たしているが、ATP500大会では未だ勝利していない。今季は、チャレンジャー大会で2度優勝している。
一方、勝利したヤノヴィッツは、2012年のBNP・パリバ・マスターズで予選から出場して本戦入りを果たすと、
P・コールシュライバー(ドイツ)、
M・チリッチ(クロアチア)をストレートで下し、3回戦で
A・マレー(英国)をフルセットで撃破した。その後も次々と勝ち進んだヤノヴィッツは、決勝で
D・フェレール(スペイン)に敗れるも準優勝を飾り、一躍その名を知らしめた。
今年6月のゲリー・ウェバー・オープン準々決勝では日本のエース
錦織圭(日本)と対戦しており、その時ヤノヴィッツはフルセットで敗れている。
今大会2回戦では
P・クエバス(ウルグアイ)と
D・シュワルツマン(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
また、今大会のシード勢は、第1シードに
R・ナダル(スペイン)、第2シードに
T・ロブレド(スペイン)、第3シードに
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第4シードに
A・セッピ(イタリア)、第5シードにクエバス、第6シードに
J・モナコ(アルゼンチン)、第7シードに
G・ガルシア=ロペス(スペイン)、第8シードに
F・フォニュイーニ(イタリア)となっている。
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