【速報】奈良世界2位に屈する

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝）は２日、女子シングルス２回戦が行われ、世界ランク５７位の奈良くるみ（日本）が昨年覇者で第２シードのＰ・クヴィトバ（チェコ共和国）に2-6, 0-6のストレートで完敗。大会初の３回戦進出とはならなかった。

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両者は今回が初の対戦。

奈良は、第１セットからクヴィトバの強烈なボールに苦戦。なんとか食らいつき、持ち味である粘りのプレーでクヴィトバの凡ミスを誘うも、世界２位を前に挽回の手段が見出だせず、わずか５８分で破れた。

ウィンブルドンで３度目の本戦出場を果たした奈良は、２年連続で２回戦に進出。昨年は、２回戦でＶ・ウィリアムズ（アメリカ）に敗れて大会初の３回戦進出を逃していた。

グランドスラムでは２０１３年の全米オープン、２０１４年の全豪オープンでの３回戦進出が自己最高成績となっている。

今年の全仏オープンでは、２年連続の２回戦進出を果たすも、２回戦でＬ・サファロバ（チェコ共和国）にストレートで敗れて３回戦進出とはならなかった。奈良に勝利したサファロバは決勝まで勝ち進み、Ｓ・ウィリアムズ（アメリカ）に敗れるも準優勝を飾っている。

また、奈良は昨年２月のリオ・オープン女子でＷＴＡツアー初優勝を飾った。

そのことについて「優勝は考えられないくらい自分の中で大きなことだったので、もっと上にいけるんじゃないかという気持ちにさせてくれました。」と、優勝を成し遂げた後の心境の変化を語っていた。

一方、世界ランク２位のクヴィトバは、昨年同大会でサファロバ、Ｅ・ブシャール（カナダ）らを下して大会２度目のタイトルを獲得。今大会で２連覇を狙う。

３回戦では第２８シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）とＥ・ロディナ（ロシア）の勝者と対戦する。

（コメントはWOWOWから抜粋）

【ウィンブルドン女子シングルス対戦表】