- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

錦織圭 日本初GS準Vの快挙

男子テニスで錦織圭(日本)は2014年シーズンをアジア人男子自己最高位の5位で終え、54勝14敗、ツアー4勝、全米オープンでグランドスラム初の準優勝、ツアー・ファイナルズでは準決勝進出と飛躍の年となった。

錦織は2014年8月、右足裏に溜まった膿疱を取り除く手術を行い、出場義務のあるロジャーズ・カップとW&Sマスターズは欠場し、19日に抜糸を行い、トレーニングを再開するも25日から開幕する全米オープンへの出場は直前になるまでわからなかった。

出場しても今年の全仏オープンのような結果になるかもしれない中、当時世界ランク11位の錦織は大会第10シードとして出場する。

1回戦は主催者推薦で出場を決めた当時世界ランク176位のW・オディスニク(アメリカ)と対戦。

対戦相手に恵まれた錦織は1回戦を快勝すると、2回戦でP・アンドゥハル(スペイン)と対戦する。

アンドゥハルとは昨年の3度目の対戦で1度目の対戦は勝利するも2度目、昨年のムチュア・マドリッド・オープンではR・フェデラー(スイス)と対戦し、金星を上げた直後の準々決勝で対戦しストレートで敗れている。

しかし今回の2回戦では錦織が2セット先取した段階で、アンドゥハルは右手首の痛みから棄権を申し入れ、体力を奪われること無く3回戦に進む。

今年の全米オープンは猛暑のせいもあり例年に無く棄権者が続出する大会となり、1回戦で伊藤竜馬(日本)と対戦した地元のS・ジョンソン(アメリカ)J・ソック(アメリカ)B・トミック(オーストラリア)M・ロドラ(フランス)I・ドディグ(クロアチア)M・バグダティス(キプロス)らが棄権していた。

2試合を終え、徐々に調子を上げていった錦織は3回戦で第23シードのL・マイェール(アルゼンチン)と対戦する。

マイェールは今年7月に行われたベット・アット・ホーム・オープンでツアー初優勝を飾り、今年90位台でスタートしたランキングを20位台にまで上げてきている成長株。

昨年のウィンブルドン2回戦で錦織がストレートで下して以来2度目の対戦となる両者、試合は序盤から錦織がチャンスを作り、完璧に近い試合で初出場の2008年以来となる4回戦に進出した。

勝利後のオンコートインタビューでは「最後まで集中出来たので良かったです。体力的に温存できました。」と、いい状態で勝ち進んでいる事が読み取れた。

大会2週目に入り、錦織は4回戦で第5シードの宿敵M・ラオニチ(カナダ)と通算4度目、今年3度目の対戦。

前回対戦したウィンブルドン4回戦ではビッグサーバーのラオニチに軍配が上がったが、ハードコートで初対戦した2012年の楽天ジャパン・オープン決勝では錦織がフルセットの末に勝利している。

錦織にとって初のナイトセッションは4-6, 7-6 (7-4), 6-7 (6-8), 7-5, 6-4、4時間19分、試合終了が現地時間2日午前2時26分という大会史上最も遅く終わった試合という記録と共に、日本男子では清水善造(日本)以来92年ぶりの大会ベスト8入り、自身では2012年全豪オープン以来2度目のグランドスラム準々決勝進出を決めた。

試合後に行われたコート上のインタビューでは「最後まで気が抜けない試合だったので、セットカウント1-2ダウンから挽回できて良かったです。まだ実感がないんですけど、次の試合に向けて明日はしっかりリカバリーしたいです。」

初めてのナイトセッションについて、「最初はラケットが振れず、何をしても駄目な状態でした。そこから(調子が)戻ってこれたので、信じられないです」とコメントしていた。

ラオニチ戦から2日後に行われた準決勝では、今年の全豪覇者で第3シードのS・ワウリンカ(スイス)と対戦。

両者は2012年に2度対戦しておりこれまで錦織は1セットも取ることが出来ず敗れていたが、今回は4時間14分、3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4の2試合連続フルセットマッチを制し、同大会1918年に記録した熊谷一弥(日本)以来となる日本男子96年ぶりの準決勝進出という快挙を達成した。

ワウリンカ戦から2日後の6日、準決勝では3年ぶり優勝を狙う優勝候補の本命、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦した。

ソニー・オープン準決勝、錦織の棄権を除き、3度目の対戦となる両者は、6-4, 1-6, 7-6 (7-4), 6-3で錦織が下し、2011年に行われたスイス・インドア準決勝に次ぐ金星を上げ初のグランドスラム決勝進出を果たした。

ストロークで圧倒され、終盤には消極的なプレーを強いられたジョコビッチは試合後の会見で「彼(錦織)は隙のないオールラウンダーだ。彼は新たなレベルに到達した。称賛に値するね。」と錦織を称えた。

錦織と決勝で対戦するのはR・フェデラーと多くの人が思っていたが、対戦相手のM・チリッチ(クロアチア)だった。

チリッチはアメリカ・ハードコートシーズンを好調に過ごしたフェデラーに対し、絶好調のサービスでフェデラーを一蹴。万全の状態で決勝に進出した。

日本中が見守る中、日本時間9日、午前6時に行われた決勝では惜しくもチリッチに3-6, 3-6, 3-6のストレートで敗れ、日本人初のグランドスラム優勝の歴史的快挙を逃した。

序盤は錦織の動きが硬く、徐々に調子を戻すがそれ以上にチリッチのサービスとストロークが冴え、反撃のチャンスを掴むことが出来なかった。

表彰の際のスピーチで錦織は「全力を尽くしましたが、自分のテニスが出来ませんでした。そして、マリン(チリッチ)に祝福を述べたいと思います。初優勝おめでとうございます。厳しい敗戦となりましたが、初めて決勝進む事が出来て、自分のチームに感謝します。ここ2週間、本当に頑張ってくれました。こうなってしまって残念です。トロフィーは今日獲得出来なくて申し訳なかったのですが、次があると思います。楽しい2週間でした。スポンサー各社に感謝いたします。このトーナメントを素晴らしいものにしていただき、また来年も来たいと思います。ありがとうございました。」と悔しい表情が見える中、チリッチを称えた。

また、後のブログで決勝について「初めての決勝の舞台で緊張していたのと、体力的に使い果たしていたので試合に100%集中できていませんでした。チリッチのプレーが完璧だったのも逆転できなかった理由ですが、それよりも自分のせいですね。悔しいです。」

「決勝という大舞台で自分の力が発揮できなかったのが一番悔しいです。決勝の前の日は気持ちが高ぶりすぎて胸が苦しくなったり、緊張するっていうのも予測してたのでなるべく頭でイメージしたりしてました。でも足りなかったですね。昔から夢見ていたグランドスラムの決勝で平常心で戦うのは難しかった。。」と綴っている。

準優勝で終えた錦織だが全豪オープンでのR・ナダル(スペイン)との善戦、クレーでの戦い方の進化、ウィンブルドン初のベスト16と、錦織の進化が開花した瞬間となり、11月のツアー・ファイナルズまで日本を熱狂させた。

《錦織 全米オープン帰国会見①》

《錦織 全米オープン帰国会見②》

《錦織 全米オープン帰国会見③》

《錦織 全米オープン帰国会見④》

【錦織圭 2014年全米オープン 戦歴】

・1戦目 勝利 W・オディスニク 6-2, 6-4, 6-2
・2回戦 勝利 P・アンドゥハル 6-4, 6-1 途中棄権
・3回戦 勝利 L・マイェール 6-4, 6-2, 6-3
・4回戦 勝利 M・ラオニチ 4-6, 7-6 (7-4), 6-7 (6-8), 7-5, 6-4
・準々決勝 勝利 S・ワウリンカ 3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4
・準決勝 勝利 N・ジョコビッチ 6-4, 1-6, 7-6 (7-4), 6-3
・決勝 敗退 M・チリッチ 3-6, 3-6, 3-6


■関連ニュース■ 

・錦織 全米に不安を残す7月
・錦織 芝で自信つけた6月
・飛躍の錦織 明暗を分けた5月


■最新ニュース■ 

・増田 健太郎が語る日本テニス
・ジョコビッチ 偉業達成なるか
・吉崎仁康 「全英の実況がしたい」


■最新動画■ 

・【全編無料】錦織圭vsマレー
・錦織が直面した王者ジョコビッチの壁
(2014年12月30日19時04分)
  • コメント -

    その他のニュース

    6月6日

    【速報中】小田凱人vsデ ラ プエンテ (19時30分)

    【告知】穂積絵莉ペア 全仏OP準決勝 (18時58分)

    【告知】全仏OP男子シングルス準決勝 (10時56分)

    世界1位「決勝のような気持ちだった」 (8時43分)

    田畑遼 四大大会ジュニア初の4強 (7時12分)

    完勝で3年ぶり全仏OP決勝進出 (2時09分)

    【1ポイント速報】全仏OP女子シングルス準決勝 (1時00分)

    ”全仏OP女王”敗退 4連覇ならず (0時41分)

    世界1位 全仏OP女王撃破し初V王手 (0時32分)

    6月5日

    四大大会混合複で2度目V (22時03分)

    小田凱人 全仏OP4強、3連覇へあと2勝 (19時54分)

    上地結衣 2年ぶり全仏OP4強 (19時17分)

    【1ポイント速報】小田凱人vsカベルサスチ (18時00分)

    田畑遼 第4シード下し全仏Jr8強 (12時04分)

    ジョコビッチは「過小評価されてる」 (9時43分)

    ジョコ「僕は四大大会で力を発揮する」 (8時37分)

    ジョコ 全仏OP4強、世界1位と激突へ (6時52分)

    【1ポイント速報】全仏OP男子シングルス準々決勝 (6時00分)

    高額賞金 世界361位が全仏OP4強で獲得 (5時32分)

    シナー 曲者圧倒し全仏OP4強 (1時09分)

    6月4日

    世界361位 再び大金星で全仏OP4強 (22時55分)

    穂積絵莉ペア 全仏OP4強入り (20時52分)

    【1ポイント速報】穂積絵莉ペア 全仏OP準々決勝 (20時45分)

    世界2位 逆転勝ちで全仏OP4強 (20時24分)

    「映えテニス」日韓女子戦 日本初開催 (10時58分)

    【密着動画】第3回日韓交流戦、全部お見せします!!【テニス女子サークル】【in佐賀】 (10時52分)

    田畑遼 全仏OPジュニアで単16強・複8強 (9時59分)

    ボール蹴り線審直撃も失格ならず物議 (8時13分)

    世界7位 初の全仏OP4強 (6時39分)

    アルカラス 難敵に完勝で全仏OP4強 (5時44分)

    6月3日

    女王 前人未到の4連覇へあと2勝 (22時56分)

    西岡良仁、途中棄権で芝初戦黒星 (22時21分)

    上地結衣 完勝で全仏OP初戦突破 (21時18分)

    【1ポイント速報】西岡良仁vsマナリノ (20時55分)

    世界1位 雪辱果たし全仏OP4強 (20時21分)

    小田凱人 全仏OP3連覇へ好発進 (19時46分)

    【1ポイント速報】小田凱人vsウデ (18時27分)

    小田凱人/上地結衣 全仏OPに意気込み (18時13分)

    全仏OP 女子8強出揃う (10時13分)

    全仏OP 男子8強出揃う (8時34分)

    世界5位撃破「人生最高の瞬間」 (7時14分)

    シナー 快勝で全仏OP8強 (6時13分)

    ジョコ、ナダルに次ぐ全仏OP100勝目 (1時22分)

    【動画】サバレンカ 熱戦制しシフィオンテク撃破!勝利の瞬間! (0時00分)

    【動画】ジョコビッチ 逆転勝ちで4強、前年準Vズべレフ撃破の瞬間! (0時00分)

    ←ニューストップへ
    ←前のページに戻る
    ウインザーラケットショップ

    >>動画をもっと見る<<




    テニスの総合ポータルサイトテニス365
    テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!