男子テニスでウィンブルドンジュニアでベスト4、全米オープンジュニアでベスト4進出を果たし、2013年4月にプロ転向した現在20歳の
内田海智(日本)が契約しているスポーツメーカーの「HEAD Japan」にてtennis365.netのインタビューに応じた。
【内田海智 独占インタビュー】
-Q.昨年6月から拠点をアメリカに移し、IMGで練習していますが、IMGに行くことを決めた理由は何ですか?
こっち(日本)にいると親にも甘えちゃうし、何もかも親に任せて何もやらないのでまずは1人で海外に行って、1人でやっていくことが人間的な成長に繋がるんで、それが強くなるためにまず1番大事なことだと思ったのでアメリカに行きました。
あとは向こうに行ったらトップ選手が練習に来ますし、日本では経験出来ないような選手とも練習する機会も与えられるので、そういうのを求めて行きました。
大会もそうですけど、アメリカの周りだとやっぱりレベルも高いですし、アジアはアメリカ周辺の大会と比べるとレベルがどうしても劣るので、より過酷なところで大会回っていかないと実力がつかないと思いました。
外国人のコーチを付けてくれるとのことだったので、今まで見てくれたのが日本人のコーチなので、やっぱり世界を知っているコーチに教えてもらうってことも成長するには大事だと思ったので拠点を移しました。
-Q.実際にアメリカに行った感想はどうですか?
(アメリカに)行って自分が正しいことをすれば、必ず結果には出るとは思ってたんですね。それを求めて行ったんですけど思うようにいかなくて、1番プレーに悪影響が出たのはコーチとのコミュニケーション不足で、自分がこうしたいっていう意見もあんま言えなかったです。
とにかく頑固なんで僕。あんまりコーチの意見を聞き入れなかったりとか、言ってきたことにも反対して衝突してしまったりしたこともあり、正しい方向の努力っていうのが出来ていなかったので結果が出なかったのかなと思います。
-Q.トップ選手と練習されてるとこのことですが、どういった選手とされているんですか?
錦織圭(日本)選手、
M・ラオニチ(カナダ)、あとは
R・シュティエパネック(チェコ共和国)と
M・バグダティス(キプロス)ですかね。
-Q.昨年4月にプロ転向して2015年4月で2年が経ちますが、この2年間でプロになって感じたことやジュニア時代とプロの差はどうですか?
プロになってタフな選手も出てきますし、ジュニアと比べたら粘り強さとかが発揮されるのでラリーも長くなります。思っているより世界との差、テニスの差はないなとは感じています。
考え方とか戦術を自分の持っているテニスの技術に活かしていかないといけないと感じていて、これからトップにもしなろうって考えたらもっと自分が素直にならないといけないと思ってるんですよ、気持ち的に。
強がるのも大事ですけど、弱みとかを正直にさらけ出していって相談していくとか。そうすれば、ちゃんとした正解の道が出てくると思います。強くなるには、そういうことをしっかりしていってまずは練習の質を高めていって、そこで試合で使えるようになることが大事ですかね。
慶應チャレンジャーに出場した内田
内田海智 独占インタビュー①※取材内容は3本に分けて配信予定。(次回配信は12月20日)
(取材協力:株式会社HEAD Japan)
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