テニスのグランドスラム、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は25日、男子2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が
R・シュティエパネック(チェコ共和国)を6-4, 6-3, 6-7 (5-7), 7-6 (7-5)で下し、6年連続3回戦進出を決めた。
この試合、ジョコビッチはファーストサービスが入った時80パーセントと高い確率でポイントを獲得し、シュティエパネックから2度のブレークに成功し3時間17分の長期戦を勝利した。
2セットまで安定したプレーで優勢に進めていたジョコビッチだが、第3セット以降、フォアの調子が悪くなりエラーが増え、さらにはコールが遅いとフラストレーションをためるシーンもあった。
シュティエパネックの粘りのあるストロークやボレーのファインプレーに観客は沸き、サービスキープが続いた第3セットのタイブレークは、ジョコビッチがラリーの末にバックハンドをアウトし、セットカウント2-1とする。
第4セットもサービスキープが続き、第11ゲーム、ジョコビッチのサービスゲーム、30-40とピンチとするがバックハンドを決め、ジョコビッチが叫び感情を爆発させ、このゲームをキープする。
この試合2度目のタイブレークに突入し、終盤の11ポイント目でシュティエパネックが痛恨のボレーミスをし、マッチポイントを迎えるジョコビッチの12ポイント目はクロスに放ったフォアが、アウトの判定に対しジョコビッチはチャレンジを行う。
アウトであって欲しいと祈るようなポーズをとるシュティエパネックだが、結果はラインに乗っており、ジョコビッチが勝利した。
試合後は友人である二人はお互いを称えあい、スタンディングオベーションの会場を後にした。
両者は12度目の対戦となり、ジョコビッチはシュティエパネックに11勝1敗とした
勝利したジョコビッチは3回戦で
R・ハーセ(オランダ)を7-6 (7-1), 6-4, 6-4で下した
G・シモン(フランス)と対戦する。
1回戦の完勝とは違い、2度目の優勝へ向けて課題の残る2回戦となった。
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