男子テニスのATPワールドツアー・ファイナル（イギリス/ロンドン、ハード）で２連覇を達成したＮ・ジョコビッチ（セルビア）が、決勝で対戦したＲ・ナダル（スペイン）の活躍について語った。
今年２月に膝の怪我から復帰を果たしたナダルは、全仏オープン・全米オープンを含む今季１０大会でタイトルを獲得。
さらにチャイナ・オープン男子で決勝進出を決めた時点で約２年ぶりに世界ランキングで１位へ返り咲いた。また、ATPワールドツアー・ファイナルのラウンドロビンで２勝目をあげたナダルは、年間１位を確定させた。
ジョコビッチは「今季の世界１位は、ナダルに値する。なぜなら、彼（ナダル）は２度のグランドスラム優勝を含むどの選手より多くの優勝を飾り、シーズンで誰よりも最高のプレーを見せた選手。」と、ナダルを称賛。
「僕は全米オープン後の２カ月半で最高のプレーをしたかもしれないけど、やっぱりシーズンを考えるとナダルが１番の選手。」
「今シーズンを振り返って唯一の心残りは、グランドスラムで経験した３度の大きな敗戦。それでも最終戦での優勝は、２０１４年のシーズンへの最高の出発点になると思う。今は、来年の全豪オープンへ向けて、最高のパフォーマンスをしようという高いモチベーションが沸いている。」と、来シーズンへの意気込みを語った。
■関連記事■
《ジョコビッチ「最高の舞台」でナダルに完勝、２連覇達成＜ATPワールドツアー・ファイナル＞》
《ナダル「覚悟は出来ていた」、４時間３７分で王者下す＜全仏オープン＞》
《ナダルが３年ぶりの年間世界１位へ、さらに決勝トーナメント進出＜ATPワールドツアー・ファイナル＞》
《ジョコビッチ「担当者は嘘をついている」》
《ジョコビッチ「テニス人生で２番目に良かったシーズン」》
■関連動画■
《「ベビー・フェデラー」と呼ばれる２２歳ディミトロフが念願の初優勝！ATP男子ツアーマガジン Vol.194》
《フェデラーが不調に陥った原因を明かす！ATP男子ツアーマガジン Vol.193》
《トップ１0入り目指す錦織特集！世界が驚く活躍に迫る！ATP男子ツアーマガジン Vol.192》
《ジョコビッチが史上９人目の偉業を達成！ATP男子ツアーマガジン Vol.190》
（翻訳・記事/弓削忠則）
（2013年11月14日11時17分）
17歳園部八奏ら 日本勢3名が8強 
