女子テニスツアーの下部大会であるITFサーキットの能登国際女子オープン(石川県/能登町、2万5千ドル、砂入り人工芝)は、6日にシングルス準々決勝が行われ、第1シードの
穂積絵莉(日本)が
久見香奈恵(日本)を6-2, 6-1で圧倒し、ベスト4進出を決めた。
19歳の穂積絵莉は、軽井沢国際女子テニス以来となる今年2度目の優勝に大きく前進した。
穂積絵莉が準決勝で対戦するのは、予選から勝ちあがり快進撃を見せているM・ヨー(韓国)。そのヨーはこの日、第6シードの
今西美晴(日本)を6-3, 6-3のストレートで下している。
もう一方のドローの山では、第5シードの
田中真梨(日本)が快進撃を見せている細沼千紗を6-1, 6-2でおさえてベスト4進出を決めた。田中真梨は準決勝で、
高雄恵利加(日本)を6-3, 3-6, 6-4で下したD・エリック(セルビア)と対戦する。
若手期待の選手である細沼千紗は、今年のインターハイで富士見丘を4連覇に導く活躍を見せ注目を集めていたが、今大会ではシードの壁を破ることを出来ず、ベスト8に終わった。
この日ダブルス準決勝1試合も行われ、第4シードの穂積絵莉/
二宮真琴(日本)組がN・ハン/ M・ヨー組を6-4, 1-6, [10-4]という大接戦の末に下し決勝進出を果たした。
単複制覇の期待がかかる穂積絵莉は、明日行われるダブルス決勝で、ノーシードながら対戦ペアの相次ぐ棄権により、既に決勝進出を決めていた
伊藤和沙(日本)/
森友香(日本)組と対戦する。
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