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テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会6日目となった31日、女子シングルス3回戦を行い、第2シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がA・コルネ(フランス)を6-7 (2-7), 6-3, 6-2の逆転で下し、4回戦に駒を進めた。試合時間は2時間40分にも及んだ。
この日の試合について、アザレンカは次のように話した。
「ベストなテニスができなかった。でも彼女(コルネ)がすばらしいプレーをしていたのは間違いない。ちょっと変な感じの試合の流れになったの。第1セットではチャンスを生かせなかった。無駄なことをしてしまって彼女に自信を与えた結果、素晴らしいショットやこれまでにはなかったサーブを放ってきていた。サーブを練習しているみたいね。でも第2、3セットで逆転できて何より。リズムをみつけて第1セットよりいいプレーができた。」
「身体面で、またテニス自体が向上したのはもちろんのこと、心理面でも向上してきている。心理面は一番の向上点ね。」
アザレンカは4回戦でアザレンカと同じく元世界女王のA・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。第13シードのイバノビッチは、3回戦で地元期待のC・マーケイル(アメリカ)を4-6, 7-5, 6-4で振り切っての勝ち上がり。
イバノビッチ戦についてアザレンカは「アナはすばらしい選手。今年はさらに力をつけてきており、安定した結果を出している。(7月末から8月頭にかけての)カールスバッドの大会で私が復帰したときに対戦して、お互いにいい試合ができていた。彼女は調子がいいし、モチベーションが高く、トレーニングもしっかり積んできている。タフな試合になるでしょうね。彼女は元女王だから対戦を楽しみしている。」と展望を述べている。カールスバッドの大会でアザレンカは、決勝戦でS・ストザー(オーストラリア)に敗れたものの準優勝を飾っていた。
また、試合の途中で微妙なコールがあったことについて聞かれたアザレンカは「ばかげたポイントだった。」と語り、次のように説明を加えている。
「ボールはオンラインでさえないほどアウトだった。でも忘れるよう努力した。間違いを犯さない人はいないからね。セットを取れるかどうかの瀬戸際だったからもちろん感情的になった。もちろんそのポイントが欲しかったけど、でももう一度気を引き締めてプレーをしたわ。」
「私はプレッシャーが大好き。トップでいるためにはプレッシャーをうまく処理しなければならない。それがあればもっと向上しようと思うし、モチベーションにもなる。プレッシャーがなければ、また達成すべきものがなければ私はだめなの。」
「メンタルの専門家をつけたことはない。チームの人間、特にコーチは頭のよい人で、私との付き合いも長い。お互いコミュニケーションをよくとり、コーチは私のテニスをよく知っている。私が何をすべきかよく知っているの。」
《全米オープン 対戦表》
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