女子テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会2日目の27日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位で第6シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)が予選を勝ち上がった
Y・デュアン(中国)を6-2, 7-5のストレートで倒し、今季最後のグランドスラムで好調なスタートを切った。
「彼女(デュアン)はどんなボールも強打して来た。私はとにかく安定したプレーに努めてボールを追い続けたわ。集中を切らさないようにして、全てのポイントを戦い続けたの。こうして勝てて嬉しい。きっと誰もがサバイバルゲームだと言うだろうし、そこを勝ち抜く1日だったと言うでしょう。綺麗な試合をする事ではなく、自分の仕事をする。それが出来たから、とても満足している。」
と試合について語ったウォズニアキだったが、試合を通してデュアンはウィナーが34本ながらミスも46本と、終始攻撃的なプレーに徹していた。一方のウォズニアキは、ウィナーも11本ながらミスも11本と安定したプレーを見せていた。
グランドスラム本戦のデビュー戦だったデュアンについてウォズニアキは「彼女はフォアもバックもとてもハードにボールを打って来る。本当に良いテニスをしていたから、とても難しい試合だった。こうして走り続けて勝利で試合を終えた事は本当に嬉しい。」と、力強いプレーの印象を語っていた。
ウォズニアキは各グランドスラムでベスト8やベスト4の経験があるが、唯一の決勝進出が2009年のこの全米オープンだった。
「いつもまたあの舞台に立てると信じているの。だから今もその信念は失っていないわ。でもそこまでには、まだまだ長い道のり。だから今は、いつも通り1試合1試合をしっかり戦うのみ。」と、上位進出への意気込みもコメントしていた。
また「今は良い状態でプレーが出来ているし、やりたいテニスが出来ていると感じているの。ハードコートも好きだし、アーサーアッシュ・スタジアムで試合をするのも大好き。こうして初戦も良い形で終われた。とても興奮しているし、またこの大会へ帰って来れて嬉しく思っているわ。」と自身の状態も加えていた。
ウォズニアキは
C・シーパース(南アフリカ)と2回戦で対戦する。この日シーパースは予選を勝ち上がったC・シモンズとの同胞対決を2-6, 6-2, 6-1の逆転で制しての勝ち上がり。
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