男子テニスツアーのW&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、ハード)は17日、シングルス準決勝が行われ、ノーシードで世界ランク22位のJ・アイズナーが第7シードで同7位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を6-7 (5-7), 7-6 (11-9), 6-3の大逆転で下し、決勝進出を決めた。
この試合、アイズナーは23本のサービスエースを放ち、ファーストサーブが入った時に77パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに、デル=ポトロのサービスゲームで7度のブレークチャンスから2度のブレークに成功し、2時間48分で逆転勝利を収めた。
アイズナーは今大会で快進撃を続けており、2回戦で第8シードの
R・ガスケ(フランス)、3回戦で第12シードの
M・ラオニチ(カナダ)、準々決勝では第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、そして準決勝でデル=ポトロを下している。
先週のロジャーズ・カップ男子後に発表された世界ランキングで、40年に渡るATPランキング史上初となるトップ20にアメリカ人が1人もいなくなってしまう事態が起きていた。しかし今大会の活躍により、8月19日付の世界ランキングでアイズナーがトップ20へ返り咲く事が決まっており、アメリカテニス界の救世主となった。
ハードコートシーズンでアイズナーは好調を維持しており、アトランタ・オープンで優勝。続くシティ・オープンで準優勝を飾っている。
今季3勝目を狙うアイズナーは、決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)と優勝を争う。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●J・M・デル=ポトロ(7) vs. ○J・アイズナー, 7-6, 6-7, 3-6
○R・ナダル(4) vs. ●T・ベルディフ(6), 7-5, 7-6
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