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「学生のオリンピック」として知られるユニバーシアード(ロシア/カザン、ハード)のテニス競技で、女子シングルス第5シードの石津幸恵(日本)が第7シードのK・バンコヴァ(チェコ共和国)に6-3, 6-0の快勝を収め決勝進出、銀メダルが確定となった。ここまで5戦を勝ち抜いてきた石津は、1セットも落とさぬ活躍ぶり。
また、女子シングルスの桑田寛子(日本)は、準決勝進出を果たしメダルを確定させていたが、準決勝でS・サンタマリア(アメリカ)に2-6, 2-6のストレートで敗れ銅メダルとなった。
また、ミックスダブルスに出場している第6シードの田川翔太(日本)/ 桑田寛子組は、準決勝で第2シードのH・リー/ H・リー(台湾)組から6-2, 6-2のストレート勝ちを収めて決勝進出を果たし、銀メダルを確定させている。
明日行われる最終日は、男女シングルス決勝とミックスダブルス決勝が行われる。石津幸恵は、桑田寛子を下したサンタマリアと金メダルをかけて対戦。また、ミックスダブルスの田川翔太/ 桑田寛子組も決勝の舞台にあがるが、その対戦相手は、ツアー大会をまわる実力者で第1シードのA・クズネツォフ(ロシア)/ E・ヴェスニナ(ロシア)組となった。
大会序盤では日本勢が負けなしの活躍を見せており、メダル獲得とはならなかったが、男子シングルスとダブルス、女子ダブルスでも好成績を収めている。
男子シングルスでは、第6シードの片山翔(日本)、第7シードの仁木拓人(日本)がそれぞれ4回戦で敗れベスト16、男子ダブルスでは、第5シードの片山翔/ 田川翔太組は準々決勝もベラルーシペアに敗れベスト8で、健闘むなしくメダル獲得とはならなかった。
女子ダブルスでは、第5シードの石津幸恵/ 田中優季(日本)組が準々決勝に進出するも第2シードのタイペアに大接戦で敗れベスト8、メダルまであと一歩のところだった。
【ユニバーシアード2013特集はコチラ】
今年で第27回となったユニバーシアードは世界170カ国からの学生が集まりメダル獲得を競う。大会期間は6日から17日までの12日間で、全27種目が行われる。
選手の出場資格は、大会開催年の1月1日の時点で17歳以上28歳未満である事と、大会開催年に大学または大学院に在籍している、もしくは大会開催前年に大学を卒業または大学院を修了している事である。
ユニバーシアードでは、ベルトレスリング、7人制ラグビー、サンボ、シンクロナイズドスイミング、ボクシングの5種目は、今年初めて行われる。開催国であるロシア代表チームは、全種目に参加している。
テニス日本代表チームは前回の2011年大会(中国/シンセン)で、女子ダブルスの青山修子(日本)/ 高畑寿弥(日本)組が金メダル、混合ダブルスの仁木拓人/ 青山修子組が銅メダル、女子団体で青山修子・高畑寿弥・石津幸恵・桑田寛子が銀メダルを獲得している。
■テニス日本代表チーム■
【男子代表選手】
志賀正人(日本)(慶應義塾大学)
田川翔太(早稲田大学)
片山翔(プロフェッショナル)
仁木拓人(プロフェッショナル)
【女子代表選手】
石津幸恵(筑波大学/プロフェッショナル)
桑田寛子(早稲田大学)
田中優季(プロフェッショナル)
西本恵(日本)(慶應義塾大学)
【監督・コーチ】
総監督:右近憲三
男子監督:宮地弘太郎
女子監督:道上静香
男子コーチ:三好勲(日本)
女子コーチ:細木祐子
トレーナー:安田忍
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