テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は１日に男子シングルス３回戦を行い、第３シードのＲ・ナダル（スペイン）が第２７シードのＦ・フォニュイーニ（イタリア）を7-6 (7-5), 6-4, 6-4のストレートで下し、４回戦へ駒を進めた。
試合後、ナダルは「さらにいいプレーをしなければならない。優勝するというチャンスを手にしたいのであれば、本当にいいプレーをする必要がある。でも、これは特別な事ではない。ベストなプレーをせずに勝っている時は、さらにいいプレーをする余地があるという事。状況が厳しい時やネガティブな時に努力をしないと、その後チャンスを手に出来なくなる。」と話し、さらに調子を上げていかなければならない事を強調した。
加えて「調子が良くない時は、謙虚な気持ちでプレーをしなければならない。適切なメンタリティを保って、ポジティブな気持ちを持ち、常にあらゆる困難を受け入れ、勝とうと努力する事が大切なんだ。」と、ナダル。
今季ナダルは、５つのクレーコートの大会で優勝しての全仏入りとなっているが、３回戦までの試合では何度か緊張による縮こまったプレーをみせている。しかしこれから状態を立て直す事については自信があるようで、四大大会で史上初となる同一大会８勝目を目指す。
「（縮こまったプレーは）よくある事。特に全仏ではね。記憶が正しければ、２０１１年の第１週目もひどいプレーをしていた。今年は、さらにひどいプレーだね。少なくとも、メンタル面ではひどいプレーをしている。２０１１年はひどく疲労していたけれど、今年は疲労してないしね。」
また、ナダルは「試合中、穏やかな精神状態でプレーが出来ていない。肉体的な問題ではない。」とも話している。
さらに「現時点では、いいテニスが出来ていない。でも、これから第２週目に入っていく。少しコンディションを変えていかなければならない。月曜日には、それが出来る機会があるから、コンディションを変えるために、それを利用出来ればいいな、と考えている。」と、ナダルはコメント。
ナダルは４回戦で、第１３シードの錦織圭（日本）との対戦する。
ナダルは錦織戦について「錦織は非常に才能のある選手。彼（錦織）は怪我からカムバックしているけど、それがどんなに大変な事かよくわかる。錦織は大きな怪我をしてカムバックし、現在はランキングが過去最高位にいる。」と、話した。
また「テニスは絶好調で、良い結果も出しているし、３回戦ではとてもタフな試合をくぐり抜けた。彼と対戦する時は、大きな敬意を払いながらいつもプレーをしている。本当に素晴らしい選手。とても攻撃的なプレーも出来るしね。」と、ナダル。
《全仏オープン２０１３ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１２ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１１ 男女対戦表》
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この日行われた試合は以下の通り。
○Ｒ・ガスケ（フランス）(7) vs. ●Ｎ・ダビデンコ（ロシア）, 6-4, 6-4, 6-3
○Ｒ・ナダル(3) vs. ●Ｆ・フォニュイーニ(27), 7-6, 6-4, 6-4
○Ｒ・ガスケ(7) vs. ●Ｎ・ダビデンコ, 6-4, 6-4, 6-3
●Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア）(8) vs. ○Ｍ・ヨージニ（ロシア）(29), 4-6, 4-6, 3-6
○Ｓ・ワウリンカ（スイス）(9) vs. ●Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(21), 6-3, 6-7, 6-3, 6-3
○Ｔ・ハース（ドイツ）(12) vs. ●Ｊ・アイズナー（アメリカ）(19), 7-5, 7-6, 4-6, 6-7, 10-8
○錦織圭(13) vs. ●Ｂ・パイユ(24), 6-3, 6-7, 6-4, 6-1
○Ｐ・コールシュライバー（ドイツ）(16) vs. ●Ｖ・ハネスク（ルーマニア）, 6-0, 7-6, 6-1
（2013年6月2日15時45分）
45歳以上国別対抗戦、日本が準V 
