男子テニスで元世界ランク1位の
R・フェデラー(スイス)は11日、今シーズン限りで現役を引退する男子テニスで元世界ランク4位の
錦織圭の功績を称えるイベント「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2026 with Kei Nishikori」に登場。イベント後の会見でフェデラーは引退する錦織に金言を贈った。
>>フェデラー 錦織 圭に「敬意」【錦織圭引退特集】<<同イベントは錦織の輝かしいキャリアを祝福するとともに、ファンへの感謝を伝える場として開催された。
イベントには錦織やフェデラーの他に、車いすテニスで同1位の
国枝慎吾らも登場し、エキシビションマッチなどが行われた。
イベント後の会見でフェデラーは錦織について語った。
「彼(錦織)は多くのことを成し遂げた。彼が引退する今、改めて注目すべきなのは、その素晴らしいバックハンドやタッチ、コート上でのスピードといったプレー面だけではない。選手としての彼を支えていた人間性や、彼がこの競技にもたらしたものが、より評価されるべきだと思う」
「見ていてワクワクする選手だったし、対戦するのも刺激的だった。ツアーに魔法のようなタッチや才能を持つ選手はほんの一握りしかいない。圭は間違いなくそういった特別な選手の1人だったと思う」
「これほどのレベルの選手が去るのを見るのはやはり少し寂しいけれど、誰にとっても時間は流れていくものだから、残念ではあるけれど、同時にこれは祝福すべきことだ」
「彼の人柄や物事への取り組み方、プロ意識、そしてコート上で見せたフェアプレーの精神も素晴らしいものだった。圭のプレーのレベルの高さ、そして彼がどのような人間だったかを考えると、僕は彼を深く尊敬している」
「日本を代表することがどういうことなのか、本当のところは分からないけれど、日本はとても大きな国である一方で、テニスの歴史はそれほど長いわけではない」
「僕が育ったスイスは日本の10分の1ほどの大きさだけど、グランドスラムやオリンピックのチャンピオンがすでに存在していた」
「その中で圭は見えない天井を自ら打ち破らなければならなかった選手の1人だったと思う。君がトップ40、30、20、10そしてトップ5入りを果たした(オープン化以降の日本で)最初の選手だったことは知っている」
「そして、彼はさらにその先へと進み続けた。なので、特に男子テニスにおいて、彼はこの国における基準を極めて高いレベルに引き上げたと思う。それには、それまで誰も成し遂げたことのないことを『自分ならできる』と信じる強い意志と信念が必要だったはずだ」
「そうした姿勢こそが、彼が実際に成し遂げた実績以上に、彼のキャリアをさらに並外れたものにしていると思う」
さらに、フェデラーは錦織に引退後にしてほしいことと、引退後の生活について金言ともいえるアドバイスを贈った。
「僕と同じくらいテニスを好きでいてほしいし、何らかの形でテニスに関わり続けてほしいと願っている。もちろん、その関わり方にはいろいろな選択肢がある。解説、コーチ、テニスアカデミーの運営、あるいはテニス協会に貢献したりすることもできる」
「テニスボールとラケットを使うことなら、何であれ素晴らしいと思う。もちろん、それが彼の本業である必要はないけれど、彼がこのテニス界に関わらないというのはもったいないことだと思う」
「彼は日本だけでなく、この地域(アジア)全体のテニス界に大きな刺激を与えてきた存在だから、彼がそうした形でテニスに関わる姿を見られたら素敵だと思う」
「それとは全く別のことになるけれど、彼より少し年上の人間としてアドバイスするなら、時間をかけて『自分にはまだ知らない楽しめることや好きなことが他にもたくさんある』と知ることも大切だと思う」
「多くの新しい人に出会い、話を聞き、学び、そして柔軟な心を持つことが重要だと思っている。 そういうことをしていけば、彼ならどんな分野に進んでもきっと成功するはずだ」
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