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5月26日から開幕するテニスのグランドスラムである全仏オープンについて、かつて数々のグランドスラム・タイトルを獲得し頂点を極めながらも、全仏オープンのタイトルだけが手に届かなかったBo・ベッカー(ドイツ)が全仏オープンを振り返った。
現在45歳のベッカーは、当時ブンブン・サーブと言われた強烈なサーブを武器に、若干17歳7ヶ月でウィンブルドンを制し翌年も同大会で2連覇を達成するなど、一躍世界のトップ選手の仲間入りを果たした。
ベッカーは「攻撃的で、サーブ&ボレーをする自分のプレースタイルは、クレーコートに向いていなかった。それに、自分は体が大きくて、クレーコートで走り回るには重すぎたのさ。」と、自身のプレーはクレーコートには不向きだと語る。
加えて「クレーコートでは、スライドしながらあちこちを走り回らなければならないし、攻撃力より守備力の方が重要なのさ。だから、クレーではより守りの良い選手が有利だったんだ。」と、クレーというサーフェスでのプレーを分析した。
ベッカーはウィンブルドンで3度、全豪オープンで2度、全米オープンでも1度の優勝を飾っている。全仏オープンには9度出場したものの、ベスト4が3度あるだけで、決勝の舞台に立つ事は出来なかった。
「他のグランドスラムでの成功と比べても、全仏オープンは最も結果を出せなかった大会。信じてくれ、全仏で優勝するためにあらゆる事にトライしたんだ。でも、優勝するには十分ではなかった。本当に色々努力したのさ。4強入りに3度したけど、決勝には進めなかった。でも、M・ビランデル(スウェーデン)やA・アガシ(アメリカ)、I・レンドル(アメリカ)などは、自分より良いプレーをしていたんだ。アンラッキーなどではない。彼等の方が勝っていただけさ。」とベッカーは、自身の力不足を認めていた。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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