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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額69万ドル、ハード)は29日、シングルス1回戦5試合が行なわれ、第5シードのR・ビンチ(イタリア)がS・ハレプ(ルーマニア)を6-0, 6-3の快勝で下し、順当に初戦突破を決めた。
世界ランク16位のビンチは、この日はサーブが好調で、同48位のハレプから7本のサービスエースを記録するなど、試合を通して1度もブレークをハレプに許さなかった。
第1セットでは3度、第2セットでも1度ブレークをハレプから奪ったビンチは、わずか52分でハレプを一蹴し、2回戦進出を果たした。
「夏のオーストラリアと比べると、ここパリは環境が一変。それに慣れるのはとても大変だけど、今日はこんなに早く勝利を飾れて嬉しく思っている。良いストローク戦も出来たし、テニス自体はとても良いものだった。」とビンチは、自身のプレーを称賛していた。
今年の全豪オープンでビンチは、S・エラーニ(イタリア)とペアを組み優勝を果たしている。
ビンチはベスト8入りをかけて、M・バーテル(ドイツ)と2回戦で対戦する。
残りの試合では、地元の声援を受けたA・コルネ(フランス)がS・アービッドソン(スウェーデン)を6-3, 4-6, 6-0のフルセットで、C・スアレス・ナバロ(スペイン)が予選勝者のM・ニクルスク(ルーマニア)を6-3, 7-6 (7-3)で、予選を勝ち上がったS・ボーゲル(スイス)がT・ピロンコバ(ブルガリア)を6-4, 6-2で下し、2回戦へ進んだ。
「やっと彼女(アービッドソン)を倒す鍵を見つけたわ。」と語るコルネは、これまでアービッドソンとの3度の対戦全てで敗退していた。「こうして勝つ事が出来て本当に嬉しい。第2セットを奪われても、第3セットではしっかり立ち直る事が出来た。今日は前向きなプレーが出来たし、このレベルを今後も維持していきたい。」と、抱負も語っていた。
スアレス・ナバロも「第1セットはとても良い出だしだったけど、第2セットは彼女(ニクルスク)がとても良いプレーを始めたから、自分自身に辛抱強くプレーするんだって言い聞かせたの。そんな状況の中でのストレート勝利は、とても嬉しい。」と、勝利への喜びをコメントしていた。
コルネは第6シードのL・サファロバ(チェコ共和国)とL・ドミンゲス=リノ(スペイン)の勝者と、スアレス・ナバロは第8シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)と、ボーゲルは第2シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)と2回戦で対戦する。
今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されているため、2回戦からの登場。第1シードがS・エラーニ、第2シードにクヴィトバ、第3シードはM・バルトリ(フランス)、第4シードにD・チブルコワ(スロバキア)と続く。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○R・ビンチ(5) vs. ●S・ハレプ, 6-0, 6-3
●J・ジョルジュ(ドイツ)(7) vs. ○K・ラドノビ(フランス), 5-7, 7-5, 6-7 (4-7)
○C・スアレス・ナバロ vs. ●M・ニクルスク, 6-3, 7-6 (7-3)
●T・ピロンコバ vs. ○S・ボーゲル, 4-6, 2-6
●S・アービッドソン vs. ○A・コルネ, 3-6, 6-4, 0-6
今大会の優勝賞金は9万4355ユーロ。
(翻訳・記事/弓削忠則)
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